残業
嫌ですよね。好きな人はいないと思います。個人的には、就業時間内に仕事を収めるのがプロだとは思うのですが、なかなか難しいものです。
僕もはじめて入った販売会社は年間休日が80日くらいでしたし、次のデザイン会社にいた時は徹夜をしたこともありました。人材業に転職してからも退社時間が21時や22時を過ぎることはよくありました。仕事に慣れてくると早く帰ることもできていましたが、20時に帰ることができると普通って感覚。19時だと「お、今日は超早いな」という感覚。18時なんかだと「えーと、いいのかな?帰って?」という感覚があります。
ちなみに今は、残業とか休日出勤とかの概念はありません。ちょうどテレビの視聴率の高さと同じく平日夜、土日が業務ピーク時間です。一般的な会社の稼働時間と逆の動きをしている感じです。これも慣れて良いものなのかと思いますが。。
僕は働き出した最初の2社が結構ハードコア・カンパニーだったので(労働時間以外は良い会社でしたよ)、残業や休日出勤についてはやや耐性が高かったと思います。これは今もベース感覚として残っている。
ご相談者様も同じだと思います。例えば、音楽業界や出版業界、広告代理店、デザイン業界、開発系などは裁量労働制と言う名の元、激しい労働時間を過ごしている方が多い気がします。
これまでお会いした方々は、結構な武勇伝をお持ちでした。ほぼ毎日深夜0時過ぎタクシーで帰るとか(タクシー代高そう)、夜中の3時に上司から接待の何次会に呼び出されるとか、週のうち最低2回はオフィスで朝日を拝んでたとか、納期前は1週間家に帰れなかったとか。
こんな方々に残業の感覚を聞いてみます。
僕「この会社残業多いですよ。退社21時が普通です」
相「え、夢のような職場ですね!」
こんな回答が来ます。一方で、
相「え? 21時…それは嫌です…ブラックじゃないですか」
という反応もあります。完全に異なる反応です。
転職する際は、スキル以外にもどのような環境で過ごしてきたかも細かく聞かないとダメだなぁ、、と。
ハードコア過ぎる環境から、一般的な会社に入った後、「緩すぎ」とおっしゃる方も何名かいらっしゃったので、何が良いのやら…。
「程良い」のってムツカシイですね。
カノープス株式会社 青山