面接連続見送り→SaaSベンダーのエースへ

4月の大阪出張に続き、名古屋に出張に行きました。特に楽しみにしていたのは現地で活躍する元相談者さん達にお会いすることでした。

 

夜、某SaaSベンダーの名古屋支店でパートナーセールスとして活躍する方と久しぶりにお会いしました。最後に会った時と変わらぬ笑顔で迎えてくれましたが、その目はより輝きを増していました。

 

入社後の東京本社での活躍、コミュニケーションモンスターと言われていたこと、社内最速クラスの昇進をしていることなどお客様から入社後のお話は伺っていましたが、今年に入って名古屋に転勤になったと聞いて驚いていました。確か東京でマンションを購入しお子様も生まれたばかりだったように記憶していたからです。

 

話を伺うと、転勤はご自身が組織づくりやマーケットづくりを学ぶためにもとてもポジティブな意思決定で、全く困っていないことや会社も彼だけにとどまらずご家族の生活やお仕事などを全面的にバックアップしてくれていることなどを話してくれました。

 

迷いなくニコニコと話す彼を見て、最初出会った頃のことを思い出しました。

 

3年前、私と会う前までにSaaSベンダーの選考を相当数受けていましたが、なかなかチャンスを掴めずにいました。

 

人生初めての転職。やりたいことが明確なものの、ご自身の強みや良さを言語化、アピールすることがうまくできずかなり悩まれていたように思います。

 

ただ、話をしていると大学まで本気で打ち込んだサッカーの話や、中間商社として注文を捌くだけでも売り上げが確保されてしまう会社の環境下で代理店に向けたコンサルテーションを社内の誰よりも積極的に行ってきたこと、代理店業務効率化を目指した社内サービスを誰よりも学び、提案に結びつけたことなどたくさんの強みや実績が彼にあることがわかってきました。

 

その可能性を認め萌芽することに気づいた私のお客様は彼に内定を出してくれました。面接は3回ありましたが、面接ごとに面接官が次までに直してほしいポイントを示唆し、彼も都度その期待を超えていきました。お互いがお互いを求めて真剣に向き合っているとても良い選考だったことを記憶しています。

 

最後は並行して受けていた企業を全て辞退し、現職の選考に集中しチャンスを掴まれていました。

 

内定0からの逆転勝利。彼がその後最速の昇進をし現職のホープとなっているのはなんとも感慨深いです。

 

人材紹介の仕事の価値、提供価値とは何かという議論を最近周辺でよく聞きますし、私自身もそこに悩み苦しんでいますが、提供価値の中で一あるのは、その方が持つ本来の輝きを言語化してあげることなのかなと思います。

 

もちろん事業を存続する上で相談者様やクライアントに提供すべき価値はもっともっとたくさんありますが、この「強みの言語化」部分についてはこれまでそれなりにこだわりをもってやってこれていたのかなと振り返ることができた名古屋滞在でした。

 

F君忙しいのに時間を作ってくれてありがとう。どうかそのままトップまで突き進んでください。また会おう。

 

カノープス株式会社 青山

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この記事を書いた人

青山 俊彦のアバター 青山 俊彦 カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

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