久しぶりに釣りに行ってきました。息子の受験が終わる3月まで我慢していたのですが、そのままコロナで自粛。気づけば24週168日ぶりの釣行でした。楽しかったですが、ルアーのフックが指に刺さって痛かった。。。不注意ですね泣
仕事はというと6月になり忙しいなという感覚が戻ってきました。こちらも選考が動き出しているからだと思います。ただ、最近の選考少し様子が変わっているようです。しっかり注意・準備しないと手痛い結果になりそうです。
選考レベルが上がっている
全体的に求人が止まっているわけではありませんが、第二新卒若手、経験が浅めの方でもチャレンジできそうな求人は減ってきました。異業界からの転職も代替えできるだけの経験、合理性がないとなかなか結果に繋がらないなと感じます。書類選考も以前より通過率が下がっており、いざ面接に進んでも「え?」という方が見送りになることもあります。スキルの高さや再現性だけでなく、そこを受ける理由、やっていくだけの覚悟、転職するだけの理由をしっかり言語化できていないとチャンスを逃すケースが多いように思います。
応募者と採用側の温度差はまだある?
一方で応募者側も慎重で、この時期に動くべきかという相談を受けることが多いです。いつ動くべきか?となると挑戦したいものや理由、出るだけの理由が明確でないなら動かないほうがいいのですが、仮に動くのであれば相応の準備をすべきです。「まずはいろんな会社の話を聞きながら自分の方向性を決めていきたい」という方も多いと思いますし、その気持ちもわかりますが、採用する側としてはこの時期相当な精度の高さや意欲を期待して見ていますので、その差を埋める努力は必要です。
企業選考を受ける前に
コロナ後の厳しい環境だからというわけではなく、ここに書いていることはやって然るべきことなのですが、改めてしっかり準備していく必要があります。大事なのは主体的に自分で準備をすることです。自分ごとの転職にしないと絶対に決まらないと思います。
以下は営業への応募時をイメージしていますが、他のポジションでも文字を置き換えれば転用できると思います。
1)企業分析
HPの概要だけでなく、IR、場合によっては官報、ニュースリリース(新商品や開発、資金調達、代表コメント)などをくまなくチェックした方がいいと思います。これを行うと受けるポジション、部署、採用背景なども見えてくるようになります。わからない単語もこれを機会に調べておくといいです。
2)サービス分析
競合がマーケットにどれくらいいるのかなども想定し、受ける企業がどの位置にあるのか?優位性、差別化点が何なのかは知っておく必要があります。加えて弱点、そこはどうカバーするのかくらいまで仮説を立てられると最高です。
3)ポジション理解
同じ営業でも、商材や商流、ターゲットが変わるケースがあります。求人票に書かれた表面上の情報の確認だけでなく、シミュレートすること(働いているシーンを想像すること)。営業のアプローチシーンから商談の場でそのサービスを提案している自分、クロージングシーン、その後のフォローのシーン、顧客課題などなど事前に想定してみると良いです。その上でこれまでの経験の何が活かせそうか?何がわからなかったか?をメモにまとめて、わからないことは当日質問できるよう準備しておきます。
要は最初から「自分が働くことを前提に準備をしていく」のです。書類通過までは良いとしても、面接前には徹底的に。あと相手が使っている言葉を理解し、面接時には自社ローカル言葉をなるべく使わないようにするためにもこれらの作業は大事です。
これ以前に自己の棚卸し、強み・アピールできるポイント、足りない経験、転職の条件、転職の軸などは整理しておくことが前提ですが、上記に書いた通り、コロナ前後で選考のレベル感と温度感は変化していることを理解して準備することが大事です。
迷った時は立ち止まることも大事
それでも決まらない時、どうしても迷いが出てしまう時、こんな時はいったん立ち止まってもいいと思います。結果が出るまで動き続ける人もいますし、動きながら出てくる答えもあるのですが、自分の転職が果たして正しいのかどうか?と疑念が湧き出したら少し時間を空けても問題ないと思います。もちろん今すぐの転職が必要な方、動かないと職さえ失う、既に失っているという方はガムシャラに動いて良いと思いますが、そんな時もこの活動の目的は何なのかという点を冷静に判断できるようにしたほうがいいと思います。
人材紹介会社を経由する時も一緒です。人材紹介経由ですと応募者側はどうしても「提案された」という、受け身のスタートになりがちです。が、ここから自分なりに研究し、企業側の本気度に追いついていくというプロセスはとても大事です。これを無視すると自分の無い人、思考が浅い人というジャッジになってしまいます。もちろん面接のアドバイスも練習も行いますが、渡された情報をどう受け止め料理するかは転職の主人公である応募者さん自身にあるのです。
一次面接からやる気スイッチオン&フルスロットルで向かっていくくらいが丁度良いと思います。活動中の方頑張って結果を掴み取りましょう!
カノープス株式会社 青山