程よい危機感を持つこと

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3年前からはじめた釣りですが、6-7割はこの人と行ってるんではなかろうかという友人がいます。

お互い40半ばを超えてアラフィフです。20代、30代で出会ったら今のようになっていたでしょうか?よくわかりません。

年齢も業界も学歴も転職回数も似ていて、同じ釜の飯を食ってきた感覚もありますが、何より仲良くなれたのは見えてる景色が同じだからかもしれません。

見えてる景色。それはかなり険しい山脈のようなもの。

僕らの世代は年功勤労主義に乗れた人とそうでない人。乗ったのに奈落の底に落とされた人…新旧環境にいる人間が共生している世代です。

経済や環境の変化とともに自分を変えていくことの大変さを身を持って知っています。

情報が豊富になった現在の比ではないですが、これまでにもイノベーションとかパラダイムシフトとか経済悪化などを感度が高い人が指摘することはありました。ですが僕らは(少なくとも僕は)それをいち早くキャッチして行動するということができなかった。キャリアについては後手に回った世代なのかなと思います。

そんな経験からのお節介ですが、若い方々には今がどんなに心地よいとしても楽観視せず危機感を持ち続けて欲しいです。そんなにピリピリしなくていいですが程よい危機感を持って欲しいと思います。

先日読み返した北野唯我さんの「転職の思考法」という本にこんなセリフがあります。

覚えておけ。日本の会社の悪いところは、「転職できない人間」に、その事実を40代後半まで伝えずに隠しておくことなんだよ

これって若い人達にはどう感じられるかわからないですが、僕らからするとぐさっと突き刺さる言葉です。だって本当だから。

ついでですのでこの本を引用させていただくと、会社や上司でなくマーケットを見たほうがいいし、成長する産業や伸びている産業に常に必要とされる人材になる努力をしたほうがいいし、なんだったら日本という狭い枠組みで物事を考えないで欲しい。

美味しい話に騙されず物事や世の中の本質を見極められる人物になって欲しいし、その上で自分の力を一番最適化できる場所にいて欲しい。

今の環境に不満がなくても必ずどこかで行き詰まるはずです。毎日忙しくついつい言い訳はしてしまうかもしれませんが、1日10分だけでも外に目を向ける習慣をつけることをおすすめします。

※参考図書

カノープス株式会社 青山

cano-pus.com