今年の新社会人が退職代行を使って退職したというツイートを見かけました。
「入って一週間経ってないよね?ネタ?」と思いました。
本当かどうか定かではありませんが、入社初日に限界を感じてしまうってどういう状態なんでしょうか?
ある程度引かれたレールや親の庇護から飛び出す就職。自分の意思で選んだ(多分)のですから、その答え合わせにはもう少し時間をかけて欲しいと思ってしまいます。そもそも内定を貰ってから考える時間は充分にあったはずです。
実際入ってみて違和感があると思ったのかもしれませんが、自分で決めたその道を他人の力、そしてお金を払って断ち切るという行為が昭和生まれのおっさんにはどうにも理解ができません。
いや、どうなのかな?僕の考えがもう古いのかもしれないです。
辞めることを否定はしていません。会社を辞めることは万人に与えられた権利であり自由です。
辞めます
この四文字を言うだけなのです。これくらいは自分の口から言えませんか?と思ってしまうのです。
まぁできないから退職代行サービスがミートするんでしょうけどね。新社会人の皆さんは新人に求められる最低限のコンピテンシーを取得してから退職なり転職なりしてほしいです。
一方で退職や転職は裏切り、悪であるという思考は日本にまだ根強く残っている気がします。
部下が辞めることによって評価が下がることを恐れ、無責任な引き留めをする上司もいます。
そういうなんとも言えない空気感がこういう事象を起こすのかもしれません。
今回の新卒の件とはちょっと違うのかもしれないですが、大元にあるのは日本独自の一斉就職文化、昭和から脈々と続く年功主義、勤労主義の呪いのように思います。
良い就職良い転職。
仕事に対してポジティブな国になってほしいですね。
もう昭和でも平成でもなくなるのですし。
カノープス株式会社 青山