面接時の質問って何を聞けばいいのかという疑問について

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珍しく2連続投稿です。これからも気まぐれに書いていきますよ。

面接をすると大体の場合において、「何か質問はありますか?」「心配なことありますか?」「聞きたい事があったらいってくださいね」

など面接官から逆質問を投げかけられることがあります。これって何を聞けばいいですか?という方もおられるので、僕なりの答えを書いてみようと思います。

興味がある会社なんだから質問があって当たり前である

何を聞けばいいのか?そもそもこう思ってしまう時点で自分を見つめ直しましょう。だって入りたい、あるいは興味のある会社のはずです。聞きたい事は山ほどあるはずです。

会社がどんな方向性を向いているのか?

どこを目指していていまどんな段階なのか?

会社の今の課題は何なのか?

サービスについて、収益モデル、配属チームの課題

などなど、、

自分が入社して実際に業務を行うつもりでシミュレートしてみてください。職務遂行上何がどうなっているのかな?などの疑問は出てくるはずです。

良い質問のポイント

質問でポイント稼げとは言いませんが、良い質問は面接官に良い印象を与えます。大事なのはそこで仕事をする自分を想像できているかです。

さらに良い質問は「裏が取れている質問」です。

例えば、営業として面接を受けていればその会社の競合やマーケットシェア、競争優位性があるか?販売方法に差がありそうか?収益モデルと実際の利益率、それが営業組織、個々の目標にどうフィードバックされているのか?それに対して自分の今の力がどう活かせそうか?組織やサービス、販売手法に課題があるのであれば、自分が入ることでどんな解決ができそうか?

山ほど出てきますよね?ただ、これらを数度、数時間の面接で全て聞き出せるわけでもありません。ですので裏を取る(事前に調べる)のです。

競合やマーケットシェア、販売方法や収益モデルなどは事前に既出のホームページやプレスリリースや求人情報や広報情報などで調べることができます。そこからその会社の置かれている現状を想像してみるわけです。

もちろんエージェントを使う場合はエージェントが詳しい場合もありますが、面接における当事者は自分です。やはり自分で調べて考えて見るという行為自体はとても大事です。

こうすれば質問もキレ味抜群になります。

「御社のXXというサービスはXX年のローンチ以来かなりのユーザーが増えていると思います。ただ、目下気になるところはライバルであるB社の存在。同社のHPではマーケットシェアXX%という記載がありました。これに対しての今後の対応策などお聞かせいただけますか?」

この質問が良いかどうかわかりませんし、コンフィデンシャルな内容だと答えてくれないかもですが、良く調べてきていることはわかります。

質問に追質問もありえる

裏を取るということにはさらに先があります。例えば上記

「御社のXXというサービスはXX年のローンチ以来かなりのユーザーが増えていると思います。ただ、目下気になるところはライバルであるB社の存在。同社のHPではマーケットシェアXX%という記載がありました。これに対しての今後の対応策などお聞かせいただけますか?」

という回答に対して、面接官がこう切り返してきたらどうしますか?

「よく調べられていますね。おっしゃるとおりB社のXXというサービスは目下我々がベンチマークしているライバル製品になります。マーケットシェアもB社のXX%という点は事実で、弊社はやや遅れを取る形のXX%で推移しています。この点に対しての対策ももちろん持っていますが、貴方様でしたらどう考えますか?」

良い質問をしたつもりが、最後の最後で質問返しされました。まぁここまでしてくるケースは稀ですが、ここで具体的なアイデアなどを(多少間違っていてもいいと思う)話せたら面接官としては高評価です。

質問は面接における良質なコミュニケーション方法である

まとめると

  1. 自分がその場に身を置いて、働くことをシミュレートする(できれば1日単位、週単位、月単位、年単位、3年年後、5年後など、自分がそこで成長していくシーンも含めて)。妄想だっていいので、当事者になってみることです。
  2. わからないことを事前に調べる、事前にわかったこと想像がたやすいものは省いて、本当に仕事を進める上で大事だと思う要素をピックアップする。
  3. 事前に調べた上でわからないことがあることを質問し、その回答に対して自分が何をできそうかも仮説をたてておく。

ここまでやる必要はないかもしれませんが、これだけやればこの方は入社するつもりの真剣さで面接に来ているんだなというのは伝わります。

面接は内定が出るまでは企業側が選ぶ立場ではありますが、面接を受ける側にも自分が働くべき場所であるかどうかを知る権利はあります。当たり前のことですので、このような前向きな質問はどんどんしましょう。

できれば聞かない方が良い質問

上記ができていれば、質問無双です。時間や場の空気感もありますが(悲しいかな質問以前に見切られてしまっている場合も、、)困ることはありませんし堂々と過ごせます。

これができていないとこんな質問をしたりするようになります。

  • 御社の社風は?
  • 残業などは多いですか?
  • 1日の仕事の流れを教えてください。

正直面接官としてはずっこけ質問です。知りたいのはわかるけど、「今そこー?」って感じになると思います。

こういうのは内定が出てからのオファー面談時に人事さんに改めて聞いてみたり、社員面談をお願いしてください。

先にも書きましたが、内定が出るまでは企業と応募者は完全イーブンではありません。環境や待遇はあとからゆっくり聞けばいいですし、実際それでちょっとちがうと思えば辞退すれば良いだけの話です。序盤から環境や待遇など権利の話ばかりしたり、HPや求人票で想像がたやすい質問ばかりしていては正直マイナスです。

面接にビビらないこと(まぁしょうがないけど)

といいつつ、いざ面接となると僕だって嫌です。だって合否が先にあるわけですし。
人はダメとか否定されるのは基本的に嫌です。そうできています。

これは就職活動などの影響かもしれませんが、面接でうまく話す方法や落ちないようにとか、そういう暗黙的な何かにとらわれて、大事なことを見失っている方が多いように思います。

目的はその会社でやりたいことを実現することなのですから、そのつもりで考えればやることは明白なはずです。どうしても質問が出てこない、仕事の想像がつかないということであれば、それはその会社に本当は興味がないか、想像できるだけの経験値に至っていないということなのかもしれませんね。受けるべきか考え直してみても良いかもしれません。

カノープス株式会社 青山

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この記事を書いた人

青山 俊彦のアバター 青山 俊彦 カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

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