何事も適量で

昨日は娘の誕生日でしたので、何が食べたいか聞いてみたら「焼肉」ということ。なので行ってきました。食べ放題だけど。

90分1本勝負です。向こうでレスラーのような男性2名が鬼のように食べていました。息子が触発されて大量に頼んでしまいましたが、案の定「食べられない…」とか細い声。残したのを、消化係として頑張ったせいで今日はお腹が痛いです。年ですね。久しぶりに胃薬のお世話になりました。
何事も適量というものがあるっちゅーもんです。転職時の選考数も適量があるのかなと思います。
面談にお越しいただいた方に必ずアドバイスすることがあります。すごく前のとある相談者様のお話です。
その25歳の相談者様は僕のところに来た時に、2社の内定を既にお持ちでした。でも、顔色が優れず疲れ切っている様子。
「今日はどうされたんですか?」とお聞きしてみると、「なんだかもうよくわからなくなってしまって、この2社行くべきでしょうか?」と。
求人票を印刷してお持ちでしたので見せてもらいました。いわゆる通信機器の代理店で大手と小さめの会社。
その方の現職も同じような会社。わざわざ乗り換える必要があまり感じられなかったので、「どうして転職しようと思ったんですか?」と聞いてみました。
「とにかく人間関係が悪くて…上司も厳しいし、数字数字数字で疲れてしまって…」
でも、転職先もどう考えても同じ業態ですし、幸いにも(?)僕は内定先2社を知っていました。数字を追いかける姿勢は相当強い会社です。
「どうしてこの2社を受けたんですか?あんまり今の所を出る意味なさそうですけど…」
とお聞きすると、
「いや、なんだかもう選考受けすぎちゃってなんで受けたのかもわかんなくなってしまったんです。どうしていいかわからなくて」
深堀すると現職は25歳にして2社目。新卒で入社した会社を1年で退職し、その後今の会社に転職。ただ、上司の方のパワーマネジメント(とはいえ聞いてみるとそんなでもない気がする)がすごくて追い込まれて、転職活動をまた始めたそうなのです。選考を受けたのが3ヶ月で30社とおっしゃいます。ナビサイトでエントリーしまくったそうです。仕事しながら30社です。就活じゃないんですし、多すぎじゃないかと思いました。
その相談者様は色々と状況整理すると現職に止まった方が良いと納得され、活動を中止されました。
何事も適量が大事です。方向性と理由を固めないと冷静な判断をできなくなります。転職活動はご自身の環境整理をしっかりしてから始めるのが良いと思います。
とりあえず
は一番危険ですね。とりあえず僕はお腹痛いです。

カノープス株式会社 青山

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この記事を書いた人

青山 俊彦のアバター 青山 俊彦 カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

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