内定が出るたびに、内定応諾するか否かという判断をいただくのですが、こちらも緊張するわけです。様々なプロセスの集合地点ですからね。
最終的にはご自身で決めてほしいと思います。あまりぐいぐい僕が何か言っても余計判断に迷われますし、そこに至るまで伝えられることは全て伝えている(つもり)からです。
パターンは様々です。
2社3社と内定してどこに行くかを迷う
今の会社に残ることも選択肢にある
まだ納得しきってない、続けたい
急に気持ちが変わってきた
など。
なんとなくアドバイスしているのはこんなことです。
(1)直感でどう?
1分で人生を決めろと言われたらどっち?意外と悩んでいるといいつつ心の中では答えが出ている人がほとんどだと思うので。
(2)これまでを振り返ってみる
最初の面談の時からおっしゃっていたことや気持ちの遷移を客観的に話してみて、「これやりたかったんじゃないでしたっけ?」と伝えてみます。
(3)ひっかかりが内面的なものか外面的なものか探る
単に退職意思表示ができない、急に今の会社への愛着に気づいたなど内部の問題や変化、家族や友達や上司にやめとけばと言われた、引き止めにあったなど外部的なものか確認します。
なんとなくですが、女性は(1)ですぱっと答えを出される方が多い気がします。気のせいかもですが、僕の介在はあまり重要ではなく、すでに自分の中でもろもろ判断するだけのプロセスを済ませているような気がします。
最近、多いのは(3)にあるとおり、自分以外の判断軸が強い方。すごく悩む期間も長かったりします。僕も昨年、半年間伴走してきた男性に内定後、「やっぱり今の会社から離れたくない」と辞退になったことがありました。これはこれで良かったですが(嘘です。ちょっと悲しかった)、転職活動では、結構色んな人が関わります。妙な不義理を作らないように活動前に振り返りをすべきだと思います。
今の職場はどんな思いで入社した?単純にその瞬間だけの不満で動いていないか?お世話になった上司、先輩、後輩に別れを切り出せるのか?ご家族の同意をとれるか?動く前に相談してみたか?
転職エージェントが、すべての意思決定をサポートできるわけではありません。
カノープス株式会社 青山