今朝、報道番組を見ていたら、川崎市の介護施設で職員が入居者に対して行った殺人事件のニュースを放送していました。ひどい事件です。被害者ご家族にはお悔やみを申し上げます。
犯人の逮捕前の言動などがインタビュー映像で流れていましたが、いたって普通の人にも見えます。
また、こういうニュースは採用目線でも見てしまいます。
経営陣が報道陣の前で謝罪していましたが、社長が400名ほど在籍する社員の一挙手一投足を把握できていただろうか?この方を採用した人事、面接担当官はどんな気持ちで今いるのだろうか?職場の同僚はどんな気持ちでいるのだろうか?
ああ、そういえばあの時こうだった。
ああ、あの時怪しかった。
ああ、なぜ止められなかったのか。
ああ、なぜ見抜けなかったのか。
色んな気持ちがあるでしょう。でも起きてしまったのですから、どうあっても後付になってしまいます。
これ、もしも容疑者が人材紹介会社経由での入社だとしたら?
怖いなと思います。
心身ともに健康で、企業の求める適切な業務遂行能力を持ち、反社会的勢力ではなかったり、犯罪歴がなく、、、人材エージェントが人材の紹介にあたって完璧さを追求するのであれば、見極めなければいけないことは多いですが、本当に全てを把握することは難しい。
実際、経営者様に聞くと、面接して入社してもらったら、新興宗教の会員。入社後他の従業員を強く勧誘したりとか、ちょっと強めに叱ったらよくわからない団体から抗議電話が鳴り止まなかったとか。やたらキレる人だったとか。パワーマネジメントをされてせっかく育ててきた従業員が辞めてしまったとか。ネットワークビジネスやってて、従業員を巻き込むとか。僕が働いてきた会社でそういった事件は起きませんでしたが、わりと身近にあることのようです。
ヒト一人入れるだけで、会社が壊れることもありますし、会社が飛躍的に伸びることもあります。その点、心して仕事を進めなくてはいけないなと思った朝でした。
カノープス株式会社 青山