継続も大事ですね

週末はサワラ釣りに行きました。2020年から始めていますので、この釣りは3シーズン目。去年までは成功率が高めで、得意な釣りだと思っていました。が、ただの思い込みでした。自然は甘くなく、僕の技術はまだまだへっぽこでした。

 

今年は全体的に難しい状況とは知っていましたが、2-3回行けば釣れるだろうと高を括っていました。でも釣れない。悔しいので装備を整え、同じ船、同じ船長の元へまた通う。また釣れない。夜、竿を持って素振りしたりとイメージトレーニングまでし出す始末(いや、それくらい仕事頑張れと自分にツッコミをいれたい)。

 

そんな日が続きましたが、先週末とうとうその時が来ました。船長とハグし、一緒に乗船した友達と歓喜の時間を味わいました。サングラスの奥で少しうるうるしていたのは内緒です。

 

諦めないで本当によかった。ひとつのことを続けるというのは、シンプルにして案外難しく、大事なことなのかもしれませんね。

 

と、ここでいきなり話が変わりますが、僕には社会人の娘がいます。

 

本人が見たら怒るかもしれませんが、娘は決して優秀なタイプではないと思います。成績もすごくいいわけでもなく、運動もできるわけではない。何か特別な目標を持っているわけでもない。学生時代は時に授業を休み、部活もやめてしまったり、集団に溶け込むのもそれほど得意ではなく、少人数の友達を大事にするタイプでした。

 

昔の僕と娘はとても似ています。なんとなく心情もわかる。だからこそ、それじゃだめだと言いたいことも多かった。僕にとって大切であり、ずっと心配の種でもあったのが娘です。

 

そんな娘から就職すると告げられた時、驚きました。高校を卒業してからはフリーターをしていましたし、どこかでそんな生活とケリをつけないといけないだろうなと思ってはいましたが、ちょっと早いと感じてしまいました。大学とか行く選択だってまだまだありましたし。

 

それに僕は仕事柄、早期に転職、離職をしていく若者を多く見ています。娘よりずっとずっと優秀で高学歴の子が社会に出てからの苦しさやギャップに悩み離脱していく姿も知っています。それ故、20歳前の娘が社会人の生活に耐えられるのか想像ができませんでした。

 

そんな父親の心配は大いに外れました。娘はもう社会人3年目です。朝は早く、夜は僕よりも遅い日がほとんど。サービス業なのでテレワークなんてありません。勤務する会社はそれなりの規模で、法令遵守もしっかりしている感じはありますが、20歳そこそこの娘には激務だと思います。

 

疲れたという弱音も吐きますし、休みの日は1日中寝ているか大好きなアーティストのライブにいき、余計疲れてまた職場に向かうかのどちらか。

 

でも辞めたいという言葉を一度も発していないのです。新しいサービスが出ると必死に勉強し、寝言で商品名を喋っていたことだってあります。スタッフが足りないと率先して早出し、上司のサポートをし、いまは売上管理など責任の重い仕事もしています。むしろ前向きな発言が多い。

 

我が子ながらすごいなと思います。

 

何がすごいの?と思うかもしれませんが、20年以上見守ってきた僕からしたら、娘がひとつのことを継続できていることはとてもすごいことなのです。そしてゆっくりですが、着実に社会人として成長しているのもわかる。多分本人も手応えや存在意義を感じられているから辞めないのだと思います。

 

僕のただの趣味と娘のキャリアを同じレベルで語るのは失礼かもしれませんが、ひとつのことをしっかりと続けていくというのは、何においても馬鹿にはできないことなのかなぁと。

 

まとまりませんが今日はこんなところで。

 

カノープス株式会社 青山

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この記事を書いた人

青山 俊彦のアバター 青山 俊彦 カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

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