去年書いた自分の振り返りメモを見ていたら、「もうダメかも」とか「足を止めなければ大丈夫。頑張れ」なんてコメントが書いてありました。落ち込んでみたり、自分を励ましたりと我ながら落ち着きがないですね。
去年の今頃は、辞退が連発するなど、冷静さを保つのが大変だった時期。サボっているつもりもなかったので、しんどかったです。
では、今年の状況はどうかというと去年よりは幾分かマシですが、楽ではないです。年々厳しい戦いになっている気がします。なぜ楽ではないのかというと、ひとつにはライバルの増加、もうひとつは採用オーダーの難易度アップがあるからかなと思います。
転職市場には、エージェント、メディア、スカウトDB、採用広報ツール、採用SNSなどチャネルとその中で活躍するプレイヤーが増加し続けています。転職したい人にとって選択肢が増えたのは良いことですが、僕にとってはライバルが増えたとも言えます。
さらに最近は企業自体の採用力もアップしています。ある意味最強のライバルですね。また、その企業の採用活動を支えるアウトソーサーやコンサルも増加していますので激戦になることは明白です。
そんな背景もあってか、お客様から「エージェントとしてお願いしたいのはこのポジション、他は自社でなんとかできているので大丈夫です」とお願いされることも多いです。
自社で実現が難しいから外部にお願いする。当たり前のことですがビジネス的にはプレッシャーですね。
でも、最近は苦しくても難しいポジションに挑んでいたほうが、長きにわたって戦える力は身につくのかなと思っています。
実際に、8年前と今を比べると決定しているポジションや人材層も少しづつ変わっています。例えば起業から数年は20代の若手層中心の転職支援をしていたのですが、前期は30代中盤以降や40代のミドル層の決定が過去最高に多く、決定ポジションもMGからLDクラスなど役職付きのものも多かったです。
こうなったのも、前提にお客様のご依頼があったから。自分を鍛えてくれているのってお客様であり、市場のニーズなんだなぁと。
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