模擬面接はあまり好きではないです。
以前も書きましたが、練習し過ぎるとするとかえってよくないのです。こちらが用意した想定質問が現場で出ないと途端に空中分解する方がいるからです。不安なので、カンペのようにQ&A集を作って準備している方もいました。不安な質問を思い出すと何度もなんども質問をしてくるのですが、それだけで一向に選考に進めません。気づいたらノートいっぱいの質問集ができていました。でも、面接官はこちらが用意したとおりには面接をしてくれません。人事さんからのフィードバックはこう。散々準備して、ようやく受けた企業の選考は結果が出せませんでした。
「本質的にうちの仕事やりたいのかよくわからなかったです。想定外の質問するとしどろもどろ。質問もなんだかとってつけたようなことしか聞かないし。。痛いところつかれると必死に答えてくるけど、とにかく話が長くて長くて、しかも的を得ていない。はっきり言って地頭が良くないというか。。これではだめです。」
以前はこんなケースもありました。普通に見たらご経歴も良いし、普通に採用されそう。でも、面接が毎回毎回付け焼き刃なのです。どんなアドバイスをしても、業界の情報や企業の情報を伝えても「わかりました。大丈夫です!」でも何度受けても落ちてしまう。人事さんからのフィードバックも
「全部が浅いです。何も考えてないんじゃないかなと思いました。うちじゃないといけない理由が伝わらない。見た目よくて元気だけど、勢い以外は何も無かったです。単に今の会社が嫌なだけでは?うちのことも全く調べてないですよね?なんで推薦したんですか?」
このお二人には当然アドバイスをしましたが、こう言われたらこう答えるというのを準備するのも、元気に勢いよくというのは悪くわけではありません。
ただ、転職してまでそこで働きたい理由は細かくブレイクダウンしていくべきです。
なんで、自分は今の業界を選んだのだろう?
なんで、自分は今の会社を選んだのだろう?
なんで、自分は今の仕事を選んだのだろう?
なんで、自分は今の仕事を辞めようと思ったんだろう?
なんで、自分はこの会社に転職しようと思うのか?
なんで、なんで、なんで、なんで、、、、、
面接官の前に自分自身に問いかけするのが一番の練習だと思います。
カノープス株式会社 青山