経営者のFacebookについて怖いなぁ、、って思ったはなし

暑い

ですね。

最近釣りを始めた影響もあって、外気と日光への適応能力は高くなっている気がしますが(すでに日焼けから一度目の脱皮をしました)、何をしようが暑いもんは暑いですね。

そんな最中、時間を割いてお越しいただける相談者様にはひたすら感謝です。

先日、会社を辞めたいという相談がありました。「辞めたい」は僕のところに来る人の相談内容としては極々当たり前なのですが、その方は怒りの矛先が主に経営者に向けられているようでした。

連日の残業、必死に食らいついて毎日納期やトラブルに頑張ってきた開発者Aさん。先日の評価面談時に怒りが爆発したそうです。

Aさんの願いはチームの頑張りへの承認でした。入社して5年。3次請以降の決して良い環境ではないものの、開発ではかなりのスキルを磨いてきたようです。プロジェクトのリーダーにはなれなくても会社から派遣されたチームの中ではリーダーシップを取り、お客様にも喜ばれていた様子。

とはいえ、開発の末端部分を行う自分達への仕事のしわ寄せがなかなか厳しい。転職を考えるメンバーを支え、少ないお給料から後輩の酒代を出し、時には土日も献上して仕事の穴埋めをしてあげたりと必死だった数年間。

とある飲み会で後輩Bさんから「Aさん、社長のFacebookのこれ無いすよね。。」と言われたそうです。トラブルも多かったプロジェクトが終わった後だったようで、後輩Bさんもストレスから解放されて、社長の不満を爆発させたようです。

自分達が徹夜もしてがんばってた時期に、旅行して若い男と盛り上がってたりとか、風景に感激したとかありえないとBさんは散々愚痴った後に、「この社長とは無理です。辞めます。すいません」と言われたそうです。

Aさんも気にはなっていたそうですが、社長にもそういう時間は必要だし、どこかで憧れていたところもあったので、びっくりしたそうです。が、そのように後輩が辞めていくのを目の当たりにし、急に自分も経営者を見る目が変わったとのこと。

そして、評価面談の日。Aさんはとにかくチームのみんなの評価を少しでも目に見える形で上げて欲しいし、先日のプロジェクトの労をねぎらってほしい。それが2人目、3人目のBさんを発生させないことだと思い、面談でもそのような発言をしたそうです。もちろんBさんについても触れましたが、辞めた理由が社長のFacebookが原因などとは言えません。

ですが、社長の評価はBさんを辞めさせてしまったチームの実質責任者Aさんを蔑むような言葉ばかりだったそうです。

そこで、気持ちがぷつんと切れてしまったようです。

これ聞いてて、FacebookやSNSも使い方間違えると怖いなぁと思いました。まわりに派手な経営者さんがいると同じようになってしまいがちなのかもですが、まずは足元から、社員からどう見られるかなんだろうなぁと思いました。

僕は社員さんがいないのですが、相談者様に何を見られるか?という観点では同じです。気をつけたいと思います。

カノープス株式会社 青山

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