会社員時代にやっておけばよかったこと 【3】マネジメントやりましょう。リーダーやりましょう

先週からずるずるとタイトル固定で引張ってシリーズ化です。今回は3回目。

マネジメントを経験しましょう

マネジメントされる側はみなさん経験されていると思いますが、マネジメントする側はどうでしょう?

マネージャーやリーダーになるには、会社ごとに昇格の仕組み(暗黙なものと、ルール化されたもの)があると思います。僕のところに相談に来る方も様々です。30歳で一般メンバークラス、それがその方の会社では普通だというケースや24歳でマネージャーというケースも(すごい)。

中には、昇格が嫌で辞めたいという相談もあります。

昇格するとマネジメントする分の時間と忍耐のコストがかかるわけですし、上の方見てて、「どう考えてもあれにはなれん!血反吐吐きそうな顔でいつも自分を詰めていたあの人と同じになるのか!給料も大して変わらんし。ぐはー」ってなる気持ちもわからんでもないですが、少しでも思うならやってみると良いと思います。

マネジメントの定義は会社によってまちまちですが、ひとつはメンバーの意欲を高め、チームを引っ張る業務。超難しいと思います。だって、自分だけでも必死なのに、人の分も面倒見て、文句のありそうな時はなだめ、落ち込んでいる時は励まし、時には叱咤し、プレイングマネージャーだとしたら自分も成果を出しつつ、目標を達成するわけです。さらに上になると会社が出してきた方向性に沿ったチームの在り方や数字の設計や配分、進捗を管理したり。

あと、あれですね。上からも結構言われます。マネージャーが部下に物言うのと、マネージャーが経営陣に言われることは内容が結構違います(僕はこれが結構辛かった)。経営者直属だったりすると、もうダイレクトに会社と業績を意識するようになるわけです。

なんだか、良いこと一個も無さそうですね。

でも、この経験で学べることは沢山あります。
なんとなく読んでてわかると思いますが、僕は営業系のキャリアではありますので、営業ぽく書いてますが、事務職でも一緒です。自分だけでなく、他にも気を配ってものごとを進めるって結構な能力です。また、会社の経営と現場を接続して考えられる能力っていうのも早い段階で経験しておくと、転職などの段階で非常に有利です。

何故かって物事を本質で考えられるから。

僕も色んな方をご支援していますが、経営系やマネジメントをしていた方の考え方や質問の仕方は「どうやったら利益が出るんだろう?」「この募集の背景にあるチームはどういう状況なのか?」など自分が入ることによって、相手がどう変わるのかという視点を持たれてのものが多いと感じております。

僕はこの辺で成功体験が思い出せません。体裁上、部下を持ったこともありますが、リーマンショックの煽りの早期退職でどっかんと辞めてしまったり、僕がボンクラなせいで(今偉そうに書いてることを理解しきれてなかった)、部下に辛い思いをさせてしまったり。もっとちゃんとやっとけばよかったな。くそー。

と、僕のことは置いといて、中にはリーダーやマネージャーが必要ないくらい小さな組織にある場合や、縦割組織で昇格したくても無理という大組織もあります。その場合は、視点としてマネージャー目線を持つだけでもいいと思いますし、プレイヤーとして一定まで突き抜けたら、マネジメントポストに就きやすい会社へ転職っていうのもありだと思います。転職理由としてはありかなと。

カノープス株式会社 青山

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この記事を書いた人

青山 俊彦のアバター 青山 俊彦 カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

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