ご縁の採用について

昨日、友人がこんな記事をアップしていました。

cnxt.jp

いわゆるリファラルリクルーティングというやつですね。

超まとめると縁故、社員からの紹介採用。

僕的にはガクブルな採用手法です。

何故なら紹介会社いらずだから。

でも、社員紹介って強いと思います。

すんごくわかりやすい記事でLIGさんもアップされていました。

liginc.co.jp

とても良い記事でしたので、参照させていただきつつのリファラルの強いところは、

・コスト削減

・ミスマッチ削減

大きくこの2つかなと思います。

人材紹介会社に頼めば、一人100うん万円採用費用がかかるのに、ゼロ円です。いや、厳密には多少かかりますが、言うても、候補の方とご飯食べ行ったり、飲み行ったりして関係作るくらいじゃないでしょうか?悪くない。むしろ楽しい。会社から接待交際費や会議費で経費落として貰えば超おいしい。人事も選考するための媒体選びや、媒体が効果無い時ににイライラしたりしなくていいし、人材紹介会社とのやりとりの手間も省けます。選考だって、社員の紹介であれば一次選考はないようなもんです。

社員「社長すごいいい腕もったやつが友達でいるんすよ!」

社長「え?ほんと?会う会う!」

面接は1発でOKです。選考書類さえいらないと思います。

そしてミスマッチも起こりづらい。

仮に貴方が大好きな友達、知人などを自分の会社に誘おうとしたら?明日から友達が同僚になるわけです。包み隠さず言いませんか?会社の環境や一緒に働く仲間、上司になる人や社長の性癖まで話すかもしれない。

社員「社長いかついけど、めちゃ優しいんよ。残業多い時もあるけど、XXXという時くらいで、あとXXXとかできるし」

友達「うそ?いいな。僕でもできるかな?」

普通の面接よりリアルになると思いますし、ほんとのところ聞きたいことが気軽に聞けると思います。しかも相手から誘ってくれているんです。妙な面接対策などせず、リラックスして臨めます。

同時に気をつけたいこともあります。リファラルなのか?という微妙なラインのものもあります。この間はダイニングバーの元店員さんが、常連の会社社長さんに誘われて一般会社に入ったら全然話が違ってて、騙されたというケースもありました(事務だと聞いてたら、営業させられた。社長も職場では性格激変。セクハラされるわなんだで超大変だったそうです)。誘われたら嬉しいものだと思いますが、誘われる側も相手が親しければ親しいほど慎重になるべきですし、ただのお客様であれば尚更。

さて、話を戻します。書けば書くほど、人材紹介業の僕からすると「憎い!リファラルリクルーティングくっそー!できればみんなやらないでくれー」という気持ちが募りますが、本音でいうと小規模、シード、アーリーステージ企業は特にやるべきだと思います。会社がスケールする前の小さな段階から社員全員に文化を根付かせれば、採用業務がほぼなくなります。なんなら他の会社から誘われることも容認すればいいんではないでしょうか? エンジニアさんなら2社同時にプロジェクト回したりとかできなくもないと思いますし、その方が働く2社同士でビジネス的なメリットが出てくるかもしれません。

また、人材紹介会社の僕にとっても参考になることは沢山あります。その会社の社員と同じくらいのニュアンスでその会社を語り、誘えるか?というと難易度が高いですが、目指すところかもしれません。なんなら紹介をご依頼いただく企業様で職場体験させていただければ、相当マッチング度上げる自信があります。求人票をいただき、打ち合わせをし、人物像を人事から聞き、、というのとどちらがいいだろうか?機密保持上無理かもですが、これはやってみたい。

いずれにせよリファラルで取りきれないところを補う、という意味で、プロとして求めれているところを整理しなくてはなりません。お金をいただいて採用をお手伝いするというのはもっともっと重く、責任感がもとめらているのだと思います。常に腕を磨かないといけないですね。

カノープス株式会社 青山

cano-pus.com