怖い質問:それ今

世の中には怖い面接質問があります。

「それ、今の会社でできないんですか?」

略してそれ今です。

大体、志望動機とか転職のきっかけを聞かれた後に発症します。

いやー、これ怖い。僕でも聞かれたら困ると思います。

お恥ずかしながら、ググってどんな模範解答があるのか調べてみましたが、ピンとくるものがなかったです。なので、いろんな方に意図や自分だったらどう解答するか聞いてみたい。

ひとまず僕の考えです。我ながら突っ込みどころはありますが。。

そもそも「それ今」。なぜ聞かれるかと言うと、転職そもそもの純度と腹落ち度を掴みたいからだと思います。ここでぶれてしまったりするのは、緊張もあると思いますが、準備不足に尽きるんじゃないかなと思います。

裏が取れていないというか、腹落ちしない志望動機だと、面接官だって気になるのです。

「あれ?なんか違和感あるな、、本音なのこれ?ちょっと突こうかな??」

と面接官が思ってしまえば、そりゃ聞かれるってもんです。そもそも応募者本人にとっても納得できる志望動機であれば、良いのです。どうあっても根本に戻れば言い訳ですし。突っ込まれて甘かったなと思えば、萎縮せずに「そこまで、落とし込みきれていなかったです。次回までに改めて整理します。宿題にさせてください」と言ってセカンドチャンスもらうことだって罪ではないはずです。全ての企業がチャンスをくれるわけではないけど、その方が素直で好感が持てます。

例えば、

面「なぜ転職しようと思ったのですか?」

応「今よりもさらにお客様の経営に踏み込んだ提案力を身につけたいと思ったからです。特にXXXXはXXXXでXXXX…」

面「なるほど、でも、それ、今の会社でできないんですか?」

応「はい。提案力を身に付けるという点では、現職でも可能かと思います。ただ、現職で展開するサービスはあくまでXXXXにとどまります。御社の展開するXXXXは私の目標としているお客様の課題解決に叶う唯一のものだと考えています」

面「現状の環境では叶わないということですが、それを社内で実現しようと努力しましたか?」

応「はい。現場でXXXXという施策やXXXXという施策を実際に実行し、ある程度の成果を上げ、上長に提案しましたが、会社としてはまだ投資するに至らないという判断でした。」

面「その一回の提案で諦めるのですか?(他責感が気になる)もっと努力しようと思わないのですか? うちでも同じことが起きるかもしれないですよ?」

応「確かにおっしゃるとおりです。今の会社で叶うのであれば、それがベストです。そして、その方向性も探っています。それでも、もっと早い段階でこの夢を叶えたいと思っています。XXXという点においても御社の力は必要だと思っています。」

とか。

XXXという部分は適度に当て込んでいただくとして、この手の質問はどんどんブレークダウンしてきます。

だから根本的に逃げの転職感から抜け出せてないと返しきれないし、普通にキャリアアップのつもりで選考に臨んでいても、途中でやっつけられたりします。

最初から想定質問で面接官が準備していて、質問への切り返しを見て地頭の良さを見ている面もあると思います。

根本は同じですので、どうあってもその会社でないと自分の希望が叶わないんだが!っていうものを自分自身が納得していないとダメなんだと思います。

それでもダメなら「ちょっと甘かったかな?反省!」と、次に活かしましょう!

カノープス株式会社 青山

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