弊社は20代の転職をうたい文句にしておりますが、日々、様々なバックグランドの若者がご相談にいらっしゃいます。
悩みの種も様々。
その中でも、今の仕事が体力的にも精神的にも辛い。もうこの業界や会社は嫌‥などの悩みもあります。
20代ですと可能性が沢山ありますので、年齢と職種、ご経験年数などな基礎情報だけで選別すれば選択肢がかなり出てきます。就職情報を見れば、なんだかいろんなことができそうに思えますし、エージェントに頼めば山のように求人をもらえたりします。
ただ、単純に目の前の就職情報に闇雲にトライするのも若いうちは‥とも思いますし、同時にいかがなものかとも思います。
今が辛いからといって業界も職種も全部変えてしまうとリスクは高くなります。
例えば土日休みたいからとサービス業から一般的な事業会社の営業へ。
成功するケースもありますが、業界理解から仕事理解、会社のローカルルール、風土など全部を一気に変えるので楽な訳ありません。もしかしたら嫌な上司がつくかもしれません。給料だって上がるケースは稀です。特に20代はそう。
だからこそ、自分のスキルをちゃんと整理して、次の仕事にどう当てはめられるのか?というシミュレーションをしてから臨んだほうが良いとおもいます。
トランスファラブルスキルというやつです。
以前はこの辺りをちゃんとお話ししきれず、良くない結果になってしまった経験があります。ですので今はご相談者様には一旦頭をリセットしていただき、最初の面談で簡単な宿題をお願いしています。一回目で求人票を出すことはあまりありません。というかやめました。
何に喜びを感じるのか?
何が嫌なのか?
何に課題感を持っているのか?
‥。
苦手・嫌・もうやりたくない‥と思っても頑張ってこなしたり、積み上げてきたことがその人の本当の価値で、その点をフラットにもう一回見直していると、もうちょっと課題感をもって今の仕事頑張ります!となるケースもありますし、仕事選びの基準が決まってくるように思います。社内で別ポジションに挑戦、志願してみるというのも良いキャリアアップですし、何か会社に提案してみて変わらなくても、その行動は立派なキャリアになると思います。
もしかしたら今こじらせてる転職熱は流行り風邪のようなものかもしれませんね。
カノープス株式会社 青山