転職活動をはじめると、当然面接がありますが、その場の空気を読むという意味で、相手側を知るということが必要です。選考時に面接官は、こんなことを考えています。
「採用」「配属」「育成」「評価」
「採用」はわかると思いますので、それに至るまでに面接官が頭を回転させているところ。
まずは「配属」です。
転職ですと、配属される部署があらかじめ想定されている場合が多いです。となると面接官はみなさんの上司になる人や同僚を知っているわけですからそこにフィットするか判断します。これって結構読めないところなので難しいですよね。今の会社や上司への不満を引き出したり、チームの中での皆様の在り方などを探ったりします。
次は「育成」です。
採用条件にあったスキルを持っていたとしても、会社も変わればルールも取引先も変わります。どれくらいの期間で1人前になれるのか?会社側からの教育があまりに手間がかかりそうであるならば採用は難しくなります。仕事への理解度とご自身に不足している点、それをどう解決しようとしているかなど整理しておく必要がありますね。
最後は「評価」です。
業界未経験でこれから経験を積みたいと言っているのに、企業が提示しそうな給料額を予測せずに、あまりに現実離れした給料金額を申し出たりすると「あれれ」となりますよね。また、その会社で将来何を目指したいのかどうかという点も見ています。あまりにかけ離れた未来へのアピールをすると違和感を感じられますし、転職後のキャリアパスをしっかり描けてない、会社の方向性が違うと判断される可能性があります。
企業側がどんな背景でどんな気持ちで採用しようとしているのかを相手の立場に立って考えてみる…出来そうでいて、意外と難しいですが、面接時の印象アップのためにも一度考えてみましょう。
カノープス株式会社 青山