年収アップの前に

相談者様の中には年収アップをしたいという希望も多いです。お金は生活の糧ですし、収入がアップすることによって、生活が豊かになることは確かな事実です。僕も収入は幾らあっても困りません。ただ、転職活動時は「とりあえず上げたい」だけでは年収は上がらないと思います。

 

例えば、飲食店のスタッフから営業に転職したとしても、インバウンドとアウトバウンドで営業スタイルが異なりますし、上がりづらいのではないかと思います。また、コストセンターとなる事務系職種ですと、広報やマーケ、経理、労務など特殊な専門性があればまた別ですが、一般的な事務職ですと利益を生む立場にあるわけではないので、極度に上がりづらいのではないかと思います。営業でバリバリやってきた方が「疲れたので、一般事務で、、」と言われたりしますので、給料の相場を話すと随分ショックを受けるようです。

 

少しでも年収を上げるには自分の得意な領域やスキルをどれだけ持ち越せるかということなのかなと思います。スキルは過去に遡っても良い気がしますね。

 

僕の過去の例でも、自分の得意領域や活かせるものを次にしっかりと持ち込めた方ほど年収が上がっている気がします(元が低すぎてアップする方も多いですが)。

 

キャリアの極度な変更と給料アップはバランスが取りづらいところかなと思います。年収アップを軸に置きたい場合は、あまり大きなキャリアチェンジはせず、今のスキルでどう次の会社に貢献できるかを考えてみることが大切だと思います。

カノープス株式会社 青山

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この記事を書いた人

青山 俊彦のアバター 青山 俊彦 カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

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