転職活動でいざ動き出しても、なかなか結果につながらない時があります。
いまは人手不足ですし、書類の通過率は人材紹介会社のサポートである程度上げることができるものだとは思いますが、重要なのはその後。
自分が将来に向かって、成し遂げる、、、とまでいかないまでもしっかりとした目的を持たない限り、最終選考も厳しい結果になるケースが多いです。と言っている僕もなんだか、「あれれ?」という感じで面接落選することがよくあります。うーむ、、できる限りのことはしていますが、万全というものはないのでしょう。
こんな時は相手の立場にたってみると良いのかなと思い、こんな話を相談者様にしたりします。
「さて、XXさん。XXさんのお仕事内容よくわかりました。なかなか大変なお仕事ですね。話は変わりますが、XXさんのいま働く部署で、一人採用するとします。その方に任せるお仕事内容はXXさんと同じです。面接官はXXさん。合否権限もXXさんにあります。そのつもりで、どんな人が欲しいか言ってみてください。」
なかなか意地悪な質問ですが、大体、
元気で明るくて、業界知識もあって、力もあって、協調性があって、素直で‥‥
なんて言葉が返ってきます。
そういうことなんですよね。ただ、この辺りを理解して突破できてもせいぜい一次面接ぐらいかもしれません。
最終選考だとしたら?会社によって選考の順番は違いますが、経営者が大体面接に出てきます。少なくとも役員。会社の経営も未来も懐事情もだいぶ知っている、会社の大ファンが出てくるようなもんです。会社の舵取りをしているわけですから、一緒に同じ方向に進みたがっている人か?全力でオールを漕げる船員であるかを見ているわけです。そこに、乗船させてほしいとアピールするわけですね。ただの熱意だけはいけないわけです。その会社のミッションやサービス、社風まるごとそれまでの選考で見てきて、自分にはここしかないということを、ものの30分〜1時間でアピールしきらないといけないわけです。
ここに陰りがあれば当然落ちます。そして、ここは自分で戦わなければいけない場面だと思います。付け焼き刃な準備で通過できるほど面接は簡単ではないです。
本気が見えれば、落ちたとしても人材紹介会社も企業様に食い下がって、一緒に戦ってくれるはずです。ただ、最後まで他人頼みなら、やめてしまったほうがいいです。
最終前に、このままでは厳しいなという方には当然アドバイスをしますが、どこか他人事のようにされていると厳しい事も言いますし、辞退したほうがいいんでは?ということも言います。本人の気持ちにスイッチが入っていない限り、本人、現職、転職先企業様、そこで働く仲間、誰も幸せにならないからです。
カノープス株式会社 青山