求人する時の年齢制限表記って、条件満たさないとダメなんですが(募集・採用における年齢制限禁止について |厚生労働省)、現実的には、募集部署の構成上の問題だったり(現メンバーの年齢との兼ね合いとか)、経営上の目標だったり(若手の育成が目的だったりとか)があったりします。性別だってそう。「チームバランス的に女性のほうがいいなぁ。成績あげているの女性のが多いし」なんてケースもあります。その逆も。これも表示できないところがあります。
なので、求人サイトなんかですと、写真に若手社員のインタビューを出したり、女の子を意図的に多くしたりという暗黙のもろもろをするわけですが、なんだか息苦しい。これって書いちゃいけないんですかね。個人的にはミスマッチが多くなるので、ストレートでいいじゃんかと思ったりもしますが、これはこれで世間的には穏やかではないのですよね。縛りすぎると応募が来なくて選考できないという問題もあるので、これまたなんとも難しい。全ての人に雇用のチャンスをというのは大大大賛成なんですが、なんだか、もわっとした気分になります。求人広告の営業さんも一度や二度、なんでもっとオープンに書けないのかなと思ったことはないでしょうか?僕は広告の営業していた時、ずっと思っていました。ルールだから守るんだけど。
僕の仕事は人材紹介ですので、当然ながら企業様の依頼に近しい人材のご紹介を頑張っていくのですが、募集人物像って、広告には書かれていないレベルで、細かく言語化されているものから、されてないものまで幅広くあったりします。
仮に「若手がほしい」=「24歳〜35歳で幅広く会ってみたい」というご依頼があったとしても年齢ごとに期待値が変わったりするわけです。
例えば(あくまで例えです)、、
メンバー層
個々のミッションを解釈し、トライアンドエラーしながら目標に突き進める人。量とスピードをこなせる人。忠実、誠実、素直、元気、明るい。
大卒なら24-27歳くらい
リーダー層
部下のモチベーションマネジメントがうまい人。仲間を尊重し、MGの設定した目標達成にうまく導く人。数字も作れて、人望、実力共にある人。
大卒なら予備軍含めて27-30歳くらい
マネージャー層
会社のミッション、ビジョンに深くコミットし、経営目標からチームの目標と戦略戦術をデザインできる人。リーダーの育成。当然、人望、実力も必要。
大卒なら予備軍含めて30-35歳くらい
上記はほんとに例えです。企業様によってほんとに期待値が変わります。メンバー層にリーダー気質を期待する会社様もあるでしょうし、マネージャーという募集要項が上記でのリーダー層と同じだったりすることもあります。35歳で全く経験がなくてもメンバーで登用する場合だってあります。
採用にはもっと色んな要素が絡みますし、それをお手伝いするのが僕の仕事なんですが、求職者様にはもっと精度の高い情報提供できるように頑張りたいと思います。
カノープス株式会社 青山