ここのところ、普段の倍ペースで面談をしていました。時期が時期だけに不安も多いのだと思います。
株価も低下していますし、このまま低迷が続けば、売り手市場から買い手市場への逆回転はありえます。株価暴落から実体経済への影響に時差があったリーマンショックと比べると実体経済と株価の変化が同時進行しているように見える今回のコロナショックはどうなるのか。今のところIT業界の採用は積極的ですが、製造系やサービス系だと採用活動に影響が出そうです。また公務員や景気変動に強い通信やインフラ系は人気が出そうですね。ベンチャーなどもどうなるかわからないです。
こんな時に転職すべきかいう相談もありますが、転職がキャリア形成の手段であることには何の変わりもありません。ただ、手段としてカジュアルになりすぎていた面もあると思いますので、反動はあると思います。それはつまり、よりシビアに実力や転職の意義を問われるようになるということです。
コロナや景気後退以前に、企業側の人材会社に対する期待値は即戦力人材獲得にシフトしだしています。ダイレクトリクルーティングやリファラルなどの採用手法が再認識され、そのための体制作りを企業側が整え出していますし、人材会社はそれでも取れない優秀層の採用へと役割分担されているように思います。
※最近しみじみ思うのですが、戦略だの戦術だのを考えたところで我々の在り方はマーケットが自然に決めていくんですよね。
こんな時期だと転職ができないというわけではありません。ただ、より一層自分のキャリアとマーケットに向き合う時間を増やすべきだと思います。
何ができて何をしていきたいのか、そのために何が足りなくて今の会社で何をすべきなのか?叶わなければ今の実力で転職は可能なのか?
創業以来ずっと問いかけ続けてきたことですが、今後も僕のスタンスは変わらなそうです。
カノープス株式会社 青山