まずは扉をノック

週末は友人二人とサワラ釣りに行ってきました。サワラはルアーを船から投げて釣ります。僕は昨年から数回挑戦しているのですが、二人はルアーキャスティング初挑戦。

 

とはいえ釣りの経験は長いお二人。今回の釣りのリスクは事前に理解していて、ルアーを投げる練習をする、必要な道具を揃えるなど用意周到。そして本番でも釣りをしながらどこがおかしいのか考え、PDCAを回されていました。さすが。結果は三者凡退。おっさん3人討死でしたけど笑。

 

話を戻しますが、二人は経験があるからこそ、当日起こりうる状況やトラブルなどの予想がつくわけです。例えばルアーですとミスキャストで自分にぶつかったり、最悪の場合、隣の人にぶつけてしまう可能性があります。陸でもそうですが、船はさらに揺れます。自分はよくても相手に怪我をさせてしまうかもしれない。そういうシーンが頭の中でシミュレートできるから準備もするわけです。

 

最近はYouTubeなどで、自分の身近にいそうな人が、楽しく釣りを楽しんでいる動画を配信していたりします。そしてそれを見て挑戦したくなる人も多いと思います。

 

ただ、画面の向こうで展開される華麗な魚のヒットシーンはそれなりの経験を積んだ人が、本当に良かった釣行日の一部分を切り出しただけだったりもします。

 

釣りには地味に覚えることや準備すること、守るべきルールがたくさんあります。そして、魚はそんなに簡単に釣れません。自然の生き物ですしね。

 

でも、「やってみたい!」この最初の気持ち、はじまりの扉を開こうとするパワーはものすごい大事ですし、純度が高く、美しいものだと思っています。やりたいと思ったら是非挑戦すべきです。

 

まずやってみる。わからなくてもやってみる。釣れないとしても、どうしたら釣れるのかな?もっと上手くなるにはどうしたらいいんだろう?と考えてみて、調べてみる。それでまたやってみる。知っている人に教えてもらう。一緒に連れて行ってもらう。ダメなことは叱られたり、体で覚える。

 

今、釣りを趣味にしているみんながそんな風にしてきたんだと思います。僕も今、その道中です。

 

仕事選びや人生もそうかもしれません。憧れているモノ、コト、心に思い描く未来や働き方がある、そのために良いと思える会社がある。じゃあまずその扉をノックするところからはじめてみて欲しいなと思います。

 

ダメだったらどうしてダメだったんだろうなぁと振り返ってみる。それでもう一度挑戦してみる。足りない部分を知る、そこから軌道修正してみる。それの繰り返し。そのうち自分の型や方向性が見えてくるってもんです。

 

カノープス株式会社 青山cano-pus.com