自分が忘れていても相手は覚えている

先日スカウトメールでお返事をいただき面談した方が、前々職在籍時に面談した方でした。

 

記載の企業名が直近のものだけでしたので最初は気づかなかったのですが、対話をする中で出てきた過去の在籍企業名が特殊だったので「あれ?」とは思っていました。お相手も同じ感覚だったらしく、後にいただいたメッセージに「昔、面談していませんか?」と記されていて記憶が蘇りました。

 

記録の持ち出しはできないので当時の詳細までは思い出せませんでしたが、お会いした年と月を記載いただいていましたので遡ると、ちょうど在籍していた会社を辞めることが決まっていた頃でした。

 

メッセージには過去の面談が印象的だったので覚えいていたこと、急にいなくなって残念だったことが書かれていました。当時は新たな挑戦のタイミングの時期で途中、後輩に引き継ぎをしたと思います。中途半端なサポートになってしまい申し訳なかったとお詫びをお返ししました。今度はもう自分の会社ですし他に行く予定もないので要望がある限りサポートができればと思います。

 

人材紹介をはじめて10年も経過すると面談させていただいた人数は千名単位になりますので、お会いした全ての人の顔やお名前、経歴を鮮明に思い出すことは難しいです。

 

でも自分の過去の行い、面談での態度、投げかけた言葉、提案した企業、サポートの姿勢、、受けたお相手は鮮明に覚えているわけですね。可もなく不可もない内容なら忘れてしまうでしょうけど、良いと思ったことと嫌だと思ったことは特に。

 

今回は過去の僕に良い印象を持っていただいていたようで良かったですが果たして他の方々はどうなのかなと思ったりもしました。人には相性もありますし、同じ言葉でもポジティブに捉える人そうでない人、それが受け止められるタイミングやコンディションもあったりしますしね。

 

ただ、その人のためにという思いは持ってこれからも仕事はしていこうと思った次第です。一個一個丁寧に。過去の自分に呪われないように。

 

カノープス株式会社 青山

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