あとは法律だけ?解雇されやすい社会になるの?

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週末は息子の運動会、そして釣りとずっと外にいましたがとにかく暑くて閉口しました。

5月で30度。確かに異常な気がします。

でも毎年冷夏だ猛暑だと異常気象だと騒いでいる気もしますね。こうなると何が普通で何が異常なんだっけ?と思ってしまいます。

全く関連のない話なのですが、普通の崩壊という観点で無理やり繋げると、先日経団連の中西会長、トヨタ自動車豊田社長が続けて

終身雇用もう厳しい

と発言していましたね。まぁ無理だよねとは思っていましたけど、天下のトヨタや経団連のトップがこれを言うというのは意味があるのかもしれません。

日本の労働法は従業員を守る法律も多いですし(ちゃんと会社が遵守していれば)雇用は保障されます。

一方で日本には社内失業者が400万人以上いると言うお話もあります。断定はできないですがぶら下がり社員とも言えますね。社内失業=できる仕事がない=ぶら下がり。つまりいるだけで給料をもらっているだけの存在ということですね。

企業側からすれば「もうちょい解雇しやすくしてよ!ぶら下がり社員なんとかしたいのよ!法律変えてよ!」と言う気持ちが強いのだと思います。お二人の発言はまさにこれなのだと思います。

つまり会社にいればなんとかなるというのがこれまでの普通ならば、それはもう終わりであとは法律変えるだけと言う段階なのかもしれません。普通の崩壊はもう始めっているわけです。

政府も定年を65才まで伸ばすと言いつつ、人生100年時代、働き方改革、失業なき雇用の流動化、副業の普及やリカレント教育などなど様々な言葉で我々に訴えてきていますが、これって要するに

人生長くなったし定年伸ばしてみたけど、言うてもその後35年もあるからね。そんな長い期間みんなを支える財源国はもう用意できなそうなのでみんな長く自立しながら働けるようにいまから準備してね。どこ行っても生産性高くいられるよう健康と能力を磨き続け、キャリアを多角的に形成することを政府は推奨するよ。

と言うことなのかなと思います。

大きく見ると経団連もトヨタも政府も目指しているところ同じなのかもしれませんね。

これからの時代の流れどうなるでしょう?鳥の目、魚の目でしっかり見極めながら進んでいきたいものです。

カノープス株式会社 青山

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