応募が来ないと思ったら見落としていた話

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最近、貫禄を出そうと髭を生やしています。長くなると汚い感じになるのでヒゲトリマーなるものを購入しました。毎朝髭をいじるのが楽しいですがなかなか難しいものですね。ちなみに今日の内容と髭は全く関係ありません。

先日友人からこんな相談を受けました。

「社長が求人作ってindeedに掲載したんだけど全然応募無いらしく…どう思う?」

見たところ条件は悪くなく、むしろ良い。いわゆる事務職で都心ターミナル駅ではないもの最寄駅からアクセスも悪くないし、給料も悪くない。働き方も融通がきく。

「なんだろうなぁ…逆に柔軟さを考慮してあげたいって内容が裏目に出てるのかもしれないですね。雇用形態も正社員と契約とバイト混ざってて正社員のつもりで面接に行ったのにバイトじゃんとかそういうのも嫌だし、あなたに合わせて職務内容の幅を広げますってのも色々任されて大変そうとか警戒されるかもしれないし…」

こうしたら?ああしたら?と色々話しましたが、結論応募きました。はい…

僕のアドバイス前に。

どういうことかというと忙しすぎる社長が応募通知を見落としただけだったんですね(人事はいない会社です)。しかも3応募。レスポンスがやや遅れたもののその後無事に採用できたそうです。

あれやこれや好き放題アドバイスしたのが恥ずかしかったですが良かった。

同時に、この応募対応忘れみたいな運用上の見落としって他でも多いのではないかなーと感じました。

僕のお客様のように人材会社を使ったり、求人メディアを出したり、新卒中途問わず採用を通年で業務に組み込んでいる企業様はそんな見落としは無いと思います。

が、採用慣れしていない中小零細企業だと同じような上記あるいは上記に似たパターンで機械損失している事も多いのではないかと思います。

僕も現在、とある中小企業の採用をアドバイザーとしてお手伝いしていますが、こちらの企業も人事不在で代表・部長・役員が持ち回りで対応しています。

やはり要職の3名です。業務を兼任するも各自が持っているタスクが重いものばかりで、たまに対応漏れをしそうになるシーンもありました。

誰が見た?対応した?面談の所見は?あれ?

採用はそれまで会社のコストを極限まで切り詰めてきた関係で自然応募かリファラルが中心。採用ツール、メディア、紹介会社などのサービス活用を一気にドライブさせたので仕方ない部分もあったと思います。

ちなみにこちらの企業が偉いのは毎週しっかり採用会議をされていること。毎週やるのって結構しんどいと思いますし中弛みしてしまうことも多いと思うのですが、進捗があっても無くても必ずやっておられました。

これで見落としのカバーや業務の改善などを繰り返した結果、いまでは前年を大きく超える応募がきていますし、採用もできてきています。また改善に真剣なほど業務が増えていきますので人事さんを採用することになりました。

最近は便利な採用ツールができていますが、結局採用までもっていくには企業の運用体制や当事者意識なのだと思います。

どんな手段を使ってもいいと思うのですが、ある程度予算をかければ採用はドライブすると思います。が、その後の運用のほうが大切なのかもしれません。

カノープス株式会社 青山

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