Twitterを見ていたらこんな記事が上がっていたので、読んでみました。
現役人事40歳の方で、今月で退職され1年間お休みするそうです。退職に至るまで、そして今の正直な気持ちが書かれていると思いました。
いわゆる「飽きてしまった」というのは割と本音ベースである退職理由なのではないかなと思います。40歳というご年齢であれば、尚更。なんとなく気持ちがわかる気がします。1年ブランクを空けるのはこの年齢だとリスク高いと思いますが、それに至るまでには本当に色々な気持ちがあったのでしょうから、それ自体には異論などないですし、良いんではないかなと思います。自己責任です。
ユングも40-50歳を「人生の正午」と言っています。日が昇るように、ぐいぐいキャリアを昇っていける30代までと違って、40代になると考えてしまう。だって次は「日没=死」に向かっていくのだから。厚生労働省によると、日本の男性の平均余命は79.64年、女性の平均寿命は86.39年だそうです。
男40にして、悩む。
僕は40歳直前で、両親の死を直視しました。人生のこれからというのはすごく考えました。そして、今も40歳手前の悪あがきが転じて、独立したようなもんです。答えがそれで良かったのかな?というのはわかりません。ただ、40歳直前で長年勤めた会社を飛び出して、もう一度痛い目にあったことで、多くの学びがありました。特にわかったのは、自分にできることには限りがあるということ。色んな方が、僕の知らないビジネスの話を持ちかけてくれたりしますが(魅力的なものも怪しいのも含め)、僕は人材紹介という仕事しかできないだろうなぁと思います。キャパがないです。そもそも。今後、人・企業・働くというテーマに沿ったソリューションの形は変わるかもしれませんが、大筋は外れないと思います。よっぽど大きく異なる事業をするとしたら、そういう仲間を入れてからかなぁと思います。僕に画期的なITを用いたサービスを生み出せるような能力はありません。
20代はどうでしょうか?相談にいらっしゃる方にはそれぞれの悩みがあると思いますが、前向きにこれがやりたいなと思ったなら「やってみなはれ」です。
自分でこうしたいと思うけど、まだぼんやりしていて、どうすればいいか?なんて相談も最近増えてきました。将来は起業したいなんていう方も増えてきました。こういう方には僕の失敗談をふんだんにお伝えしています。出し惜しみはしません。僕の経験であれば、いくらでも話します。
ただただ思うのは、貴方が人生の正午に差し掛かった時に概ね心に去来するのは、「あの時なんであれやらなかったんだろう」です。後悔無きようチャレンジしていくのがよろしいかとオジさんは思いますよ。
カノープス株式会社 青山