最近、偶然かもしれませんが、育休中の女性と面談が数件続きました。小さなお子様がいらっしゃいますので、できるだけご自宅そばの最寄駅などまで伺いますが、揃って元気な方が多いですね。母親になった女性は何か別の力が備わるのでしょうか?産前に会ったことがあるわけではないのですが、そんな気力のようなものを感じます。
ただ、育休から復帰で戻ることは決まっているものの、前と同じ職場ではなく、支店配属。仕事も前と同じものではないものが当てられたり。自宅のそばとか、仕事の負担とか色々考えていただいているのがすごく有り難いというお話しをされるものの、なんで相談に来たのかというと、「やっぱり育休前と同じ仕事、同じ責任、同じ承認をしてほしい」という気持ちもあったりするようです。また、逆もあって「前と同じ仕事では到底無理なんだけど、どうも配慮がなさそう」とか。悩みも人それぞれですね。
なんともこれって難しい。会社側はソフトにスタートしてほしいという気持ちかもしれないし、重い仕事を任せた時に何かあったら、、というリスクヘッジなのかもしれません。
もっと初期的な質問として、「産休育休制度はありますか?」という質問もあったりしますが、労働基準法ではどんな方も取れます。たとえ就業規則に書いてなかったとしても。書いてあっても形骸化しているケースも多いので、結局会社と相談になったりすることも多いと思います。
ほんとに小さな会社さんだったりすると、年頃の女性を採用する時に少し迷われる社長さんもいたりするのは事実です。「うーん、すごくいいけど1-3年してほんとに乗りに乗った頃に離脱したらどうしよう。。??」会社で代替えが効かない仕事だったりすればするほど迷うと思います。いなくなったらどうする?というリスクはわかる。多分僕もその立場になったら迷うと思う。
でもこれって働き方次第で解決できるんじゃないのかなぁとも思います。なんだかんだとテレワークも活発化しだしていますし、今年からテスト導入すると明言されている僕のお客様もいたりします。
テレワーク、結構うまくいくかもしれません。実は僕も1名テレワークをお願いしているママワーカーさんがいます。以前、お手伝いさんをこのブログ上で募集しましたが、知人の紹介でお一人繋いでいただきました。お願いしているのは簡単な入力業務です。最初は間違えないか心配したものの、一生懸命仕事を理解していただけますし、とにかく少しでも働きたいのだそうです。仕事をお預けして数週ですが、飲み込みが早く安心しています。彼女は人材業に詳しいわけではありませんが、最初のスタートを走りやすくしただけで、あとは勝手に走って行ってくれている感じ。思い切って外に出せる仕事は任せてしまったほうがいいんだなぁと痛感しました。
短時間勤務もそうです。限られた時間だからこそ、集中してタスクをこなすという方もいるはずです。営業なんかですとテレワークは難しい面もあるかもしれませんが、お客様も含めてうまく巻き込めるといいのかもしれませんね。帰宅後の業務の巻き取り方とかも考えようによるのかなと。
もうちょっとこの辺は自分の会社でも取り入れられないか考えてみようと思います。
カノープス株式会社 青山