未来への不安をどう解消する?

昨日はリクルートホールディングス様のリモートワークなど働き方の多様化について少しだけ書きました。

何故リクルートがこのような制度を開始したのかを考えてみたら、面白い記事がありました。これまたリクルートの小安美和さんの講演の記事。

logmi.jp

2025年に日本ってどうなるの?って、この手のお話は年に数回記事が流れてきますし、海外国内含め書籍が結構でていますが、この記事はわかりやすかったです。リクルートが先陣切らないとあかんよってことなんでしょうね。

2025年。僕は52歳です。いや、50代ですか…こらやばいですね。僕は生きているんだろうか?まぁ僕は置いといて、普段お会いしている22-29歳の相談者様ですと、32歳〜39歳。結構な年齢ですね。

「将来どうなっていたいか?」普段は相談者様から、現在の環境からの脱出やお金や社会保証や雇用など漠然とした未来への悩み相談が多いですが、将来何が起きそうか?という観点で物事を逆算してみると良いかもしれないですね。小安さんの講演によるとおおよそ180万人の労働人口が減るわけです。引退する人の数が新しく社会人になる方の数を抜いているわけですね。

「じゃあ売り手市場じゃんラッキー!」というとそんなこともないわけです。人口自体は減っていて、しかも消費行動が多い若手人口が減っているわけです。国内の消費市場は冷え込みますし、モノを作る→消費するという日本のお家芸みたいな産業が衰退するかもしれません。あるいは日本のマーケットを捨てて海外へ活路を見出すかもしれません。もうしてるか。

生活の糧を得るための労働。労働として何を世の中に提供していくかというサービス自体も大きく変わっていると思います。WEBとITの進化で無くなりそうな業界もたくさんありそうですね。僕の仕事もものすんごいAIとかアルゴリズムが組み込まれれば不要かもしれません。

働き手が少ないからテクノロジーで合理化する、足りない人口を海外から持って行く(海外人材)、仕事を海外で行う(オフショア)、地方で行う(ニアショア)、働き手が少ないなら勤務形態を合理化する(リモートワーク)。会社の枠を超えて複数プロジェクト単位で仕事をできるようにする(リクルートさんのサンカクなんかはこの辺りを将来に向けてリードしてるんでしょうか?)…

また、記事では企業へのアンケートでは従業員への「多様な働き方の提供」が成長につながると現時点で答えた企業はまだ3.2%だとも触れられています。ただ、2025年には48.4%になるとも。

この辺どうなるのかよくわかんないなぁというのが感想ですが、今よりは確実に働き方が変わりそうです。

会社への出社は特に強制なし。
リモートで進捗と達成率共有。
Wワーク可。会社間をまたいだプロジェクト進行あり。
※副業とか収入アップのためのアルバイト的な意味ではなく。

くらいは一般的になりそうですね。もしかしたらバイトとかパートとか派遣とか正社員とか雇用形態の呼び名も変わっているというか、無くなっているかもしれませんね。

では、このような時代になるのを前提として、20代の皆さんが今できることは何でしょう?基礎体力作りな気がします。

・本業でガッツリ基礎スキルを身につける
できるだけオペレーションチックなものでなく、考える必要があるものとか。手っ取り早いところだと営業とかオススメ。

・自分でビジネスを作る練習をする
ビジネスアイデアがあれば、挑戦してみるといいとおもいます。会社に所属していると幸運なことに、会社のお金で挑戦ができます。今だから思いますが、僕はサラリーマン時代にできませんでしたが、会社から資金を引き出すって結構スキルが身につくと思います(経営者納得させなきゃですし、事業計画から収支シミュレーションまで全部考えるから)。できなければ、できる会社に移れば良いですし、副業を推奨しているわけではありませんが、今はちょっと手間かければ個人でもできると思います。

・少くとも自分の関わる事業の利益の出し方や、簡単なキャッシュフローを覚える
上司や経営者は数値をなかなか見せてくれませんが、普段から興味を持つことが大事だと思います。僕は独立してからようやく腹落ちしました。

・他業界に興味を持つ。情報感度を良くする
ニュース見るのもいいですけど、勉強会などに出てみると良いかもしれないですね。ビジネス交流会とかはきな臭いのも多いですし、僕は得したことが一切ないのでオススメしないです。勉強会などは無料に近いものもあるのでオススメです。仲間も増えるかも。会社外の人に会う機会を増やすのは良いことだと思います。

個人的にはこちらを運営している小室さんのおかげで僕は随分ネットワークが広がったと思います。

knowledgecommons.net

と、書いてみたけど、僕自身も時代の流れに応じてビジネスモデルを変革していかないといけないですね。あーこりゃ大変だ。

カノープス株式会社 青山

cano-pus.com