最近、ご新規の企業様に訪問する前にすごく目を通す…というか見入ってしまう項目があります。
その企業の「沿革」です。
ベンチャーステージの企業様だと書かれていないケースもありますが、設立から10年経過したあたりだと、結構多くの企業様が沿革というページを作成されています。
歴史があるってすごいことです。
自分がいま、会社を経営しているからかもしれません。この企業の経営者様は何を考えてこのサービスを作ったんだろうとか、創業当時からなんでこの業態に変わったんだろうとか、なんでここに移転したんだろうとか、なんでM&Aしたんだろうとか、なんでIPOしたんだろうとか、すごい気になって見てしまいます。
前も見てたけど、いまはもっと気になります。
経営者様の考えの遷移とかを想像すると面白い。自分も悩んでたりするので聞きたいことがいっぱい出てきます。
僕はいま会社に歴史がないので、打ち合わせ時に語るのは、僕個人のキャリアをだったりします。打ち合わせ時にお客様からも聞かれるのです。
「青山さんはなんで起業したの?」
って自然とそうなります。
しょうもないことだけど、自分が大したことないので、結構最初は自分のことをお客様に話すことをためらってました。
あー、早慶出とけばなめられんかったかなとか。
リクルートエージェント出身とかいえばもっと食いついたのかなとか。
しょうもないコンプレックスですが、結構な社格の企業様だったりするとほんとにこんなことを思うのです。ビビりなので。
実際に人事さんが、東大でマッキンゼー出身とか、早慶でリクルートエージェント出身とかゴロゴロしてるのです。
恐ろしい。相手は強敵です(でも結構こっちの思い込みだったりするだけで、慣れてくると普通に優しくて良い方が多かったりするんだけど)。
もっとお客様からもご相談者様からも安心していただけるように、深みのある歴史と実績をつけていきたいですね。
※この間、面接時の自己紹介の練習で僕の自己紹介を披露してみたら、うまいですねと感嘆されたのですが、会社をはじめてから自分のことをやたら話す機会が増えたからかもしれませんね。昔怖い上司に、「営業トークなんて舌に覚えさせるんだよ」って何度もロープレしたことがありましたが、確かに話す回数が増えると滑らかになっていくと思います。
あと、経営者様ってやっぱり人前で話すのうまい。僕も見習いたいと思います。
カノープス株式会社 青山