最期に思い出が残せるように。

先月から人と直接会う機会を少しづつ増やしていたのですが、またコロナ拡大。行動制限はされていないので自己判断になりますが、いくつか人と会う約束を先送りにしました。この状況が続いても短期的には問題ないのですが、長期的に見ると、人生そのものに影響が出そうで嫌だなぁと思います。

 

先日こんな本を読みました。

僕の解釈ですのであっているかわかりませんが、老後に備えて蓄えて、結果使わないままのお金を残すくらいなら、思い出に残るような体験などに使った方が人生が豊かになるし、ゼロになって死ぬのが一番良い。けど人によって状況が違うので、残りの時間をちゃんと意識して考えるといいよ。という感じの内容です。

 

時間と若さは有限です。人によって進み方は違いますが、どちらも終わりに向かっている。そしてある時点で急速にそれはスピードアップします。20代や30代ではあまり気づけなかった感覚ですが、50歳が近くなった今はそれがはっきりとわかります。

 

僕はご存知のとおり、船釣りが好きですが、仮に2020年の日本人男性平均寿命81.64歳を僕の人生のゴールだとするとあと何回釣りに行けるのでしょうか?

 

今年49歳の僕が週末1回は釣りに行くとして最大52回(1年52週)×残り約32年で合計1,664回。ただ、現実いま行けている回数はこの半分の年26回くらい。ですので実際はこの半分の832回くらいが目安。

 

ただ、最期の時まで釣りに行けますか?というとそんなことはありません。

 

歳を追うごとに体力も気力も減っていきますし(釣り場では元気なご年配をよく見かけますが)、70歳くらいになったら行きたくても行けない状況になりそうです。だとすると残りはせいぜい500回程度。健康に釣りを楽しむという前提でいくとこれは現実的な数字だと思います。

 

大好きな釣りがそれくらいしかできないのか、、と思うと愕然とします(案外残り数少ない)。釣りをしない人にはよくわからない感覚だと思いますが。

 

毎週1回の釣りで例えましたが、大事な人と過ごす過ごす特別な時間などに置き換えてもわかりやすいかもしれません。年に数回家族と旅行するとしたら?

 

僕はこれまでも思い出に残るような貴重な体験への投資に積極的ではありませんでした。特に家族との時間。子供が多感な時期に旅行に連れていったりすべきでしたが、起業や仕事を言い訳に、全てを後回しにしてきました。

 

同じ経営者でも仕事を僕の数万倍こなし、家族との思い出に存分に投資をしている方はたくさんいます。経営者でなくても同じようにしている方はたくさんいらっしゃる。きっとそんな方々は最期に良い思い出が残るのだと思います。では僕はどうか?

 

いつか豊かになったら。と思っていましたが、かなり時間が過ぎてしまいました。

 

いざ遅れを取り戻そう!と試みても、うちの子供はすでに成人した大人です。それぞれの人生を歩もうとしている大人を親の都合に付き合わせるには無理があります。やはり物事にはやるべき、動くべきタイミングというのはあるのだと思います。

 

当然ながら人生を棒に振るほど未来に必要なお金を使い込むなんてことはしませんが、今後は残したい、価値があるものに対しては、あまり迷わず行動できるようにしたいなぁと思っています。時間は案外少ない。

 

カノープス株式会社 青山

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この記事を書いた人

青山 俊彦のアバター 青山 俊彦 カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

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