週末はアオリイカとアカハタを釣る豪華なリレー船に行ってきました。かなり前から予約して、おっさん四人がわいわいきゃっきゃしながらルアーを揃えたり、釣り方を共有したりと楽しみにしていたのですが、前日一人が都合悪くなり無念のリタイア。さらには強風、寒波、雪まで降って海も大うねり。何の呪いかと思いましたが、船長の「大丈夫。出ます」を信じて行ってきました。当日は魚の反応が悪い日だったそうですが、僕的には結構楽しくてこれを釣り納めにするはずが、その場で年内もう一回乗船予約してしまいました。我ながら呆れた釣り人ですね。
僕の釣り納めはまだ叶いませんが、仕事納めはそろそろです。お客様から年内の選考最終受付日や最終営業日のお知らせが続々届いています。早いところだと今週金曜24日で年内営業日終了、遅いところで29日。年始は1/3までお休みが多そうです。
選考対応は24日いっぱいとされている企業様が多いようですので、僕の仕事も今週がピークです。実際先週から今週にかけて久しぶりに「忙しい!!!」って感じです。
弊社は29日まで営業する予定ではありますが、たぶん最終週は業務の整理や雑務、振り返りなどをしみじみして終わるのかなと思います。
振り返りは週次でも行っているのですが最近、業界での自分の先行きをよく考えます。いや、自分の先行きか。先週もとある人材業界の若者から業界の現状について考えを聞く機会があったのですが、見事に言語化していて関心しました。それはこんなイメージの内容。
登録型の人材紹介は、いま各社大きな差が無くなってきています。クラウドエージェントやエージェントバンクなど求人共有DBはいくつもありますし、業界経験がなくとも人材紹介ライセンス取得と少しばかりのコストをかければ仕事ができる状況は作れます。また、SNSでプロフール公開している人事さんに直接アプローチすれば企業開拓ができたりもしますし、逆もあります(今年はSNS経由での求人依頼がとても多かった)。
一部のシークレットな採用ポジションや、まだ企業社内に潜在しているニーズを除けば企業側が世に開示している求人と人材紹介会社が持っている求人には差があまりなかったりします。
求職者獲得もそうです。一定の規定はあるもののビズリーチなど有力メディアでは、人事側も紹介会社も全く同じ情報を使い、人材の獲得競争をしています。
情報の平準化。この先にあるのは何か。人材紹介の役目、僕に対するクライアント、求職者さんの期待値って何か。
今後残っていくのは、本当のプロフェッショナルサーチとRPO(採用代行などHR業務の代行やコンサル)、テンポラリー(派遣)の3つのような気がします。僕のやっている登録型の人材紹介は一定領域に特化しない限りマーケットに残れなそうです。
※実はこれに近い業界の未来を10年前くらいに社内でプレゼンしていた同僚がいて、今更ながらすごいなと思っています。彼はもう業界を離れていますが。
さて。今後、事業を根っこから変えて違う世界にいくのか?マーケットに合わせて自分が変わり続けるのか?いつも心の底に引っかかっていた変化をしなければいけない時が近いように思います。年末はそんなことをしみじみと考えたいと思うんですが、どうかなぁ。誰かに壁打ちしてもらいたい。
今年もあと少し。体に気をつけて皆さん頑張りましょう。
カノープス株式会社 青山cano-pus.com