制約があるから楽しいのだ

僕の釣り友達にHさんという方がいて、たまにとても良いことを言います。先日の釣りの際も

 

「毎日釣りできたらつまらない。数少ない休日に、忙しいメンバーと予定を合わせてようやく行けるから楽しいんだ。何事もちょっと制約がある中でやるから楽しいんだよ」

 

と言っていました。確かに。僕が釣りに行くのは月に1-2回ですが、行きたいなーという欲求を抑えて抑えて、準備などにも時間をかけて気持ちが最高潮に高まってから行く感じです。だから楽しいのですよね(結果、興奮して前夜眠れず本番がボロボロなんですけどね)。これが週3とか4とか毎日だったら飽きます。間違いなく。

 

仕事をバリバリとこなしてアーリーリタイヤした方が結局ビジネスの世界に戻るという話を聞いたりしますが、なんとなくこれも同じなのかなと。

 

充分な財産を得て、好きなことを好きなだけできる状態、何もしなくていい状態なのにわざわざストレス満載のビジネスの世界に戻るわけです。おそらく最初は好きなことを思い切りやるんでしょうけど飽きてしまうのでしょう。また散々慣れ親しんだ環境から反転した世界にいると、孤独感も出てくるのだと思います。

 

過度な働き方は心と体を壊しますが、忙しさやストレスといったちょっとした制約があるくらいが人生は楽しいのかもしれませんね。転職の際も自分にとってちょうど良い加減の制約感みたいなのを意識してみると良いかもしれません。

 

カノープス株式会社 青山

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この記事を書いた人

青山 俊彦のアバター 青山 俊彦 カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

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