1月はスロースタートかなと思っていましたが、年始ということもあってか採用ウェビナーや新規面談数がやや多め。気付くと予定が詰まっていて小忙しいです。忙しいのはいいことですね。
最近は業界・職種未経験の転職をしたいという相談も多かったりします。ただこれって思っている以上に難しく、成功する人とそうでない人がいたりします。
まず、業界・職種が未経験でも転職に成功するケース。これは一定のビジネススキルを蓄積している場合です。
例えば、人事、総務、事業企画など経験していた方が広報に転身できたケースがありました。人事として社内外の方と関係構築し、経営陣と渡りあい、採用広報業務を行ったり、総務として社員総会を仕切ったり、事業企画でマーケをしていたりと同じ会社内で部署と役割が都度変わり、キャリアがバラバラに見えていたのですが実は広報に必要なスキルをお持ちだったわけです。スキルを棚卸しし、広報としていかに再現性の高い実績と能力があるかを証明できたから転職を成功させることができたわけですね。
ただ、難しいケースもあります。「業界・職種未経験で、再現性のある経験もほぼ無いけど挑戦したい」だとどうでしょうか?
コロナ禍、いやコロナ以前からかもしれませんが、この不安定な政治、経済状況下で企業の求める人物像はレベルが上がっています。今欲しいのはこの逆境を乗り越えていけるような強い意志と情熱と実績、能力を持った人です。
えー、それじゃ何の救いもないじゃないか!と思われるかもしれませんが可能性はゼロとはいえません。挑戦するならば、その業界をどれだけ詳しく研究しているのか?その職種をどれだけ調べ理解しているのか?挑戦したい理由を相手が納得できるエピソードを絡めて話せるのか?が大事です。
Q.なぜXXXX業界を志望するようになったのですか?
Q.なぜその中でも弊社に関心をもっていただいているのですか?
Q.なぜ弊社のXXXX職に挑戦したいと思ったのですか?
Q.業務と業界は未経験とのことですが、目標の実現のために今取り組んでいることは何ですか?
この質問、自分が面接官だったら絶対に聞くと思いませんか? うまく答えられないかも、、と及び腰になる人もいるかもしれませんが、夢を掴むならこれに堂々と答えられるだけの準備が必要ですし、相応の覚悟も必要です。
雇用とはwin-winの関係で成り立ちます。それを前提に必要な要素を揃えれば可能性はゼロではないと思います(もちろん挑戦するにも年齢とか限度もありますけどね。アラフィフの僕なんかだと確実に挑戦できなくなっている領域もあるわけで笑)
カノープス株式会社 青山