【ゆるゆる書評】11月はこんな本を読みました

もう今年も残すところ30日。

 

年初に目標を立てた方も多いかと思います。僕はと言いますと、目標を立てていても実行に移せていないことが多く、ああもっとやればよかったと後悔もしているのですが、同時にまぁ仕方ないよねと楽観もしていたりします。

 

それくらいでいいのかなぁと思います。どうしても乗り越えなければいけない時、頑張らなければいけない時は頑張る。それ以外の時はギアを落として最低限やるべきことをやる。人間誰しも常に意識高く、志高く、目標高くなんていれるわけないからです。

 

今月は3冊だけでしたが、最初はそんな気持ちにさせてくれる本からです。

 

心に折り合いをつけてうまいことやる習慣


今年90歳の現役精神科医、中村恒子さんの本です。戦後間もなく、精神疾患患者が自宅隔離されていたような時代から精神科医をされていたカウンセリングの生き字引のような方。関西弁で語られている言葉はシンプルですが温かくどれも結構大切なものでした。つかれたらそこそこ。人に期待しすぎない。出来もしない目標を立ててイライラするより目の前のことをきっちりやり続ける。ちょっと疲れた人は読んでみると気持ちが楽になるかもしれません。

 

読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術


友人が勧めていたので読んでみました。文章術という言葉に期待しすぎた人はガッカリするかもしれませんが(エッセイぽい)、単純に面白かったです。文章術としてはちゃんと調べて起承転結ちゃんとして自分が面白いと思うものを書け。以上です。すんごくシンプル。確かに誰に向けてこれ書いてるんだっけ?って思って中途半端に閉じたブログは何本もありますが、そもそも自分が面白いと思ってないからかとわかりました。今も本当に自分が面白いと思って書いているのかは疑問になることはありますけど。

 

採用100年史から読む 人材業界の未来シナリオ


人材業界のそもそもの始まりから現在、近未来の展望まで綺麗にまとまっていてとても面白かった。知っていることも多かったですが、ここまで体系立ててまとまっている本はあまり見たことがないです。人材紹介だけで切り出すと昔の口入屋みたいな性質から変わっていないのかもなぁと思いながら読んでいました。今後はヘッドハンド、EXサーチ、RPO、派遣あたりが生き残り、企業のダイレクトリクルーティングや自社広報戦略、アグリゲーションメディア系という今の流れがより強くなるのだと思います。じゃあ僕は?どうしましょうかね?自分が世間に提供できる価値と生存戦略をちゃんと考えなくてはね。そこそこに。

 

以上3冊でした。12月は過去に読んで面白かったものを読み返す月にしようかな。

 

カノープス株式会社 青山

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