誕生月は乗船代が半額という素敵な船宿がありまして、今月は毎週釣りに行ってやろう!と意気込んいたものの風邪を引いたり、台風の影響もあったり、、、悶々としておりましたが土曜に行く事ができました。
でも久しぶりの船宿は少し様子が変わっていました。話を聞くと台風の影響で船が発着する桟橋が壊れていたり、水底の地形が変わって船を動かしたらスクリューが壊れたりと相当な損害だった様子。当日朝も大型船が桟橋から出せず、あらかじめ沖合に停留した大型船に小さなボートで釣れて行ってもらいました。
備えあれば憂いなしと言いますが、自然を相手にした仕事だとどんなに備えてもどうしようもない時はあるのかもしれませんね。土曜に行った船宿さんはそれほどではなかったようですが、もっと深刻な被害に遭っているところもあるようでした。1日でも早い復旧を祈っています。
ところで先週「10年会社やるぞ!」と意気込みましたが、同時に気になっていた事があり少しづつ勉強をはじめました。
それは会社のたたみかたです。
意気込んでたのになんでやねんという話ではなく知っておくべき事だと思うからです。それこそ備えあれば憂いなしというか。
会社を続けるぞ!と意気込んでも債務超過になれば会社は倒産します。ギリギリの撤退ラインは知っておかないと自分どころか家族にも迷惑がかかりますし、それだけは避けたい。
基本中の基本だと思いますが、会社のたたみかたには廃業(あるいは倒産)、MA、事業承継の3つのパターンがあります。
僕がたった今やるとしたら廃業でしょう。
MA、つまり売却するというのはあり得ないでしょう。仮にカノープスに興味があるという企業さんがいたとしてもカノープス=僕個人でやっているわけですから、わざわざ買い取る必要はなく、僕を引き込めばいいだけの話です。
事業承継といったところで息子はまだ中学3年ですし、娘は社会人経験がありません。奥さんがこの会社を継ぎたいという事もないでしょう。だからこれも今だとあり得ない。
残るは廃業です。まぁきれいさっぱり精算して新しい人生を送るという感じです。あくまでたった今という設定でのお話です。
これからという軸で考えると、MAというのはまだありえます。ただ、これが選択に入るのは企業としての価値が上がった時です。先にも書きましたが、いまは僕個人しかいないので価値を上げるとしたら従業員を増やし、将来性があるビジネスを作り、利益を安定して出すための戦略などが必要です。他企業から見たら魅力的な何か(人、資産、ビジネス、ネットワークなどなど)があれば買い取ってくれるところも出てくるでしょう。
と書き連ねましたが、この辺りの領域って倒産とか、事業が苦しいから買収してもらうとか債務超過で倒産とかネガティブ寄りなものが多いのかなと思いきや結構ポジティブなケースもあるみたいでなかなか面白いです。
今読んでいる本には会社を終わらせたらそれで終わりでなく、その後の人生を自分がどう生きていきたいかをよく考えておくべきでそこから逆算すべきと書かれていました。
うーん、、、引退後は海のそばに住んで毎日少し釣りをしてその日の夕飯を少しだけ釣ってくる。そしてたまーに仕事するくらいになれればいいな。
そうなるために頑張って経営してエグジットしろってことですね。頑張ろ(仕事も夕飯を毎日釣れるだけの釣りの腕前も)。
カノープス株式会社 青山