7月後半になって、少し仕事にブレーキかかってきたなぁ(暇になってきたということです)と感じたので、去年のカレンダーを見返したら同じようなスケジュール感でした。去年から進歩ないのか…。
少し時間があるので本など読んだりしていますが、先日友人が読んでいた本が面白そうだったので読んでみました。
タイトルは
あの会社はこうして潰れた/帝国データバンク情報部藤森徹 (著)
です。
興味はあるものの、読みたくないタイトルだなぁと思いつつ、結局購入しました。
会社倒産を防ぐ経営ノウハウが書かれているわけではないです。とにかく最初から最後まで倒産倒産倒産倒産倒産倒産…と倒産の事実と経緯が書かれています。会社経営をしている僕としては、痺れる内容が延々と続きました。
会社が潰れる(正確にはこの本に掲載されている企業全てが倒産したわけではない)という背景には、本当に色々な要素があります。
- 経営ミス。市場ニーズを掴めなかった。
- 無理な投資(設備、金融どっちも)をしてしまった。
- 事業承継失敗。
- 為替相場や経済環境の影響。
- 従業員や経営陣の不正・詐欺。
全体通して感じたのは、結果的に倒産は人の業によるところが多いのかなと。
会社は維持発展しないと意味がないので、経営としての成長欲は必要だけど、過度な営利追求や私欲を満たすために会社を使うのは間違いだということ。
そしてお客様と本質的な課題提供を忘れなければどこか救われるところはあるのかなということ。
とても教訓になる本でした。234ページ程度ですが、1社1社その後を調べたりしながら読んだので、読了に1週間以上かかりました。
何事も身の丈って大事ですね。大事なところは守って会社を続けたいと思います。
会社経営をしている人や興味ある人、営業やっている人などなど夏休みの1冊にどうでしょう? 僕は自分の会社が潰れた気になってちょっとブルーになりましたけど笑
カノープス株式会社 青山