転職活動でも意外と出現するSPIのおさらいと対策

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転職活動においても適性テストを導入する企業はあります。その中でも比較的多いのが「SPI(Synthetic Personality Inventory)」。就活の時を思い出して、苦い顔をする方もいますが、この試験は、応募者の能力や適性を評価できる万能なテストです。本記事ではSPIの特徴を整理し、おすすめの準備方法を紹介します。

SPIとは何か?おさらい。

出題形式を理解する
SPIには、テストセンター、Webテスティング、ペーパーテストなど複数の形式があります。形式ごとに対応方法が異なるため、次の点を確認してください(転職活動時はWebテスティング形式となるケースがほとんどです)

・テストセンター:指定会場で受験し、専用端末を使用します。
・Webテスティング:自宅でオンライン形式の試験を受験可能です。
・ペーパーテスト:企業指定の試験会場で受けます。

それぞれの形式に慣れるための模擬試験を活用することが効果的です。

出題範囲を把握する
能力検査
・言語問題:語彙、文法、読解力を問う問題が中心です。
・非言語問題:数的推理、割合計算、グラフ解釈など、数学的思考力を試す問題です。
性格検査
・企業の求める人物像に沿った特性が評価されることが多いですが、誠実に回答することが基本です。

時間配分を意識する
SPIは制限時間が厳しい試験です。各問題にかけられる時間を意識し、スピーディーに解答する練習を重ねましょう。

言語問題対策

言語問題は、日本語能力を評価する重要なセクションです。以下の対策を行うことで、得点力を高められます。

語彙力の強化
・SPI専用の問題集を活用して、頻出語彙を集中学習しましょう。
・日常的に新聞や記事を読むことで、多様な表現や言葉に触れる機会を増やしてください。

文法問題の習熟
・文法書や問題集で、敬語や助詞の使い方を正確に理解しましょう。
・特に、間違いやすい文法項目を重点的に復習してください。

長文読解の練習
・長文を素早く読み、要点を捉える練習を積みましょう。
・過去問や模擬試験を活用して、出題パターンに慣れることが大切です。

非言語問題対策

非言語問題では、データ処理や数的思考力が求められます。以下の対策を参考にしてください。

基礎計算力を固める
・分数計算、割合、比率など、基本的な数学スキルを復習しましょう。
・SPI特有の問題形式に慣れるため、参考書や問題集を活用してください。

図表問題の読み解き
・グラフや表を短時間で分析し、必要な情報を抽出する練習を行いましょう。
・問題集を使って出題パターンに慣れることが重要です。

模擬試験で実践力を養う
・模擬試験を繰り返し解くことで、問題形式に慣れ、スピード感を身につけます。

性格検査対策

性格検査は応募者の価値観や行動特性を評価しますが、基本的には誠実に回答することが求められます。

一貫性を保つ
・矛盾のない回答を意識しましょう。性格検査では一貫性が重要視されます。

企業の価値観を理解する
・志望企業の求める人物像に合った回答ができるよう、企業研究を怠らないことも大切です。

SPI対策に活用できるツールとリソース

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忙しいビジネスパーソンにとっては、短期間で効率的に対策を進めることが鍵です。以下のリソースを活用してください。

SPI対策サイトやアプリ
・無料または有料のSPI対策サイトでは、実践的な問題演習が可能です。
・スマートフォンアプリを活用して、通勤時間や休憩時間を有効活用しましょう。

SPI対策問題集(CareerMine)
このサイトは、無料で利用できるSPI対策サイトです6。以下の特徴があります:
時間別に受験タイプを選べる(5分の簡単受験から12分のしっかり受験まで)
模擬試験だけでなく、練習問題や解説も充実
スマホ対応で場所を選ばず学習可能
時間や場所の制約がある方でも、隙間時間を活用して効率的に学習できます。

参考書や問題集
・市販のSPI問題集は、短期間で出題形式や内容を把握するのに役立ちます。
・セクションごとに特化した問題集を使うと効果的です。

2025年度版 7日でできる! SPI必勝トレーニング (「就活も高橋」高橋の就職シリーズ) 単行本(ソフトカバー)

この本は、短期間でSPI対策をしたい人に最適です7。以下の特徴があります:
1日30分(言語・非言語各15分)×7日間の学習プログラム
頻出ポイントに絞った内容
6回分の実践テストと1回分の模擬テストを収録
短期間で効率的に学習できるため、時間のないサラリーマンの方に特におすすめです。

まとめ

SPIで高得点を取るためには、形式や出題範囲を理解し、戦略的に準備することが大切です。言語問題と非言語問題では、基礎力とスピード感が求められます。また、性格検査では一貫性のある回答が鍵となります。問題集や模擬試験、オンラインツールを最大限に活用し、効率的に対策を進めましょう。

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青山 俊彦

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