異業界からSaaS業界を目指す方が最初にすべき5つのこと

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SaaS業界への転職を考えている異業界出身者の皆さんにとって、どのような準備が必要かを理解することは大切です。本記事では、異業界からSaaS業界を目指す方が最初にすべき5つのポイントを詳しく解説します。これから転職活動を始める方にとって、役立つ情報を提供しますので、ぜひ参考にしてください。

1. SaaS業界を知る

SaaS業界に転職するための第一歩は、業界全体を理解することです。SaaSの基本的な概念を学び、SaaS業界の構造やトレンドを把握しましょう。

例えば、読んでおきたい本として『THE MODEL』があります。業界未経験者には少し難しい内容ですが、SaaS業界のビジネスモデルを詳しく解説しており、教科書のような内容になっています。

上記のような本でマーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスなど、多彩なポジションが存在することを知ることも、自分に適したポジションを見つける手助けになります。

さらに、バーティカルSaaS(特定の業界向け)とホリゾンタルSaaS(広範な業界向け)など、各SaaSベンダーの属性を理解しましょう。

最後に本サイト SaaS Career Lab も、SaaS業界に有益な情報を提供していますので、ぜひご活用ください。

2. 自身の経験との接点の多いポジションを探る

異業界出身者にとって、自身の経験がどのようなタイプの属性のベンダー、ポジションで活かせるかを考えることは重要です。

例えば、ITの経験がなくてもSaaS業界に入れることがあります。製造業専門にDXを提供しているSaaSベンダーのフィールドセールスに製造業の課題に精通しているメーカーの営業経験者が転職されたケースがあります。

また、経理や労務、法務の経験者がバックオフィス系SaaSのカスタマーサクセスに転身し、顧客課題解決に役立てることも可能です。

自分の経験がどのポジションで役立つかを見極めることで、転職の成功確率が高まります。

3. 志望企業を絞り込む

一定のポジション理解や各社の提供ソリューションを理解し、自身の経験が活かせそうな領域が整理できたら、その領域の会社をリストアップしましょう。

絞り込んだ会社をさらに深く理解するためには、会社発信のnoteやSNSなどをチェックすることが有効です。SaaS業界は採用に積極的な企業が多く、情報を得やすい環境にあります。カジュアルな面談を実施している企業もあるので、積極的に接点を取るのも一つの方法です。

また、業界のイベントやウェビナーに参加し、直接企業の担当者と話す機会を作ることも効果的です。

4. 履歴書と職務経歴書のブラッシュアップ

SaaS業界に転職する際、履歴書と職務経歴書の内容を見直し、ブラッシュアップすることが必要です。

業界を深く調べたとしても異業界からの転職ですと書類を見る目は厳しくなりがち。ここまでに学んだSaaS業界で求められるスキルや経験と過去自身で築いてきた成果や実績を強調し、自分の経験がSaaS業界でどのように活かせるかを具体的かつ明確に記載しましょう。

書類選考時点で高い業務再現性を想像できる方はその後の選考もスムーズです。

5. それでも迷ったら?

転職活動に迷いや不安がある場合、SaaS専門のエージェントに相談することをおすすめします。

本サイトを提供するカノープス株式会社は、SaaS業界に精通したコンサルタントが転職支援を行っています。業界に関する全体から詳細の情報提供や選考サポートを全面で行いますので、お気軽にご相談ください。

※カノープス株式会社のキャリア支援サービスについては、こちら をご覧ください。

まとめ

異業界からSaaS業界への転職を成功させるためには、SaaS業界の理解、自分の経験が活かせるポジションの見極め、志望企業の絞り込み、履歴書と職務経歴書のブラッシュアップ、そして必要に応じてエージェントの利用が重要です。これらの準備をしっかり行うことで、転職活動をスムーズに進めることができるでしょう。

青山 俊彦

青山 俊彦カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

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