土曜は釣りに行く予定でしたが、荒天により中止になりました。Zoom飲みやチャットなどでは接点はあったものの、半年会っていない友人とも会える予定だったので残念です。その憂さ晴らしに今日は釣りのことを書こうと思います。前にも書いた気がしますが気にしないでください。
僕は釣りをはじめて5年くらいです。会社をはじめて1期目の締めに友人から釣竿をプレゼントをされたのがきっかけでした。確かに何か趣味を持ちたいなとは思っていましたが、釣りは想定外でした。
最初はまぁ竿もらったしなとか、付き合いでくらいで数回。川や堤防から小さな魚を釣ったり、釣れなかったりという感じ。そのうち、息子と行って喜んでもらえたりすると、ああ楽しいなもっと出来るようになりたいなと道具を買い揃えるようになり、本格的にスイッチが入ったのは翌2016年。船釣りデビューをしてからです。
ほぼ同時期に釣りを始めた友人3人と金沢八景の船宿から船に乗り、すごくしっかりした魚が釣れ、料理したそれが今まで食べたどんな魚よりも美味しかった。そこからはもっとすごい魚を釣りたい、捌きたい、美味しく食べたいとなっていきます。友人も友人でそうでしたので、当時は来週どうする?何釣りに行く?みたいな話が常に出ていました。今もか。
でも、魚は生き物。思う通りに釣れてくれません。プロの船長が釣れる場所に連れて行ってくれるのに釣れない時もある。
そのうち、魚の生態や海の状態、釣り方などをひたすら調べるようになります。動画を見てはプロの釣りシーンを真似し(大体真似しても釣れない。プロはプロだから釣れる)、実践を繰り返します。道具も気付いたら増えています。釣り場までの交通費やら旅費やらこまごましたもの全て合わせたらいくらかけたんだろう。新車は無理でも中古車一台くらいは買えたかもしれません。
興味の無い人には無駄遣いに見えるかもしれませんが、それ以上に得たものがあります。
研究する力、考える力、PDCAを回す力、緊急時の対応力(トラブルも結構ありました。針が指にぐっさりささったりもしました。道具を海に落としたこともあります)。試行錯誤した上で釣れた時の達成感、釣れなかった時の悔しさや絶望感、諦めない気持ちなどなど。それから自分で釣った魚を自分で料理して食べるとどんなお店のものより美味しい(たまに失敗するけど)。
ちなみに釣りがなぜ面白いのかというと案外、仕事に似ているのですよね。
どうやったらこの採用ターゲットを見つけられるのか?=どうやったらその魚は釣れるのか?人と魚を一緒にするのはあれですが、プロセスが似ているのです。人と魚、生き物である以上仮説に対しての答えが100%ではないというところも似ている。頑張ってもどんなにやりつくしても結果が出ない時は出ない。その時は悔しくて悔しくてもうダメだ、向いていない、もう辞める、、、と思っても気付いたらまたファイティングポーズをとってる。似てる。
多分釣りに限らずこういう感覚になる趣味ってあると思うのです。面談でも趣味の話を聞くと目を輝かせながら自分の趣味の素晴らしさや奥深さを延々語る人がいたりますので、そういうのを聞くとああ、この人は結構没頭し、研究出来るタイプなんだろうなと思ったりします。
カノープス株式会社 青山