転職ブルー

転職が決まると、嬉しさの波が超えた後に気持ちが落ち込む人も多いと思います。

そりゃぁそうです。

これまで一生懸命調べて、厳しい選考を受けて、やっと辿り着いた次のステージは、環境も、仲間も、上司も、経営方針も、仕事のルールも大小あれど必ず変わるから。

今いる職場に対しても、情が沸き起こったりします。退職すると仲の良かった仲間やお世話になった人、お世話になったお客様…過ごす空間や時間が変わるし、あれだけ嫌だった事も急に愛おしくなったりします。

「この上司嫌だったけど、よく考えるとこの人のおかげで今があるんだよな」

とか。

怖気付いてるというのとはまた違うような気がします。このなんともいえない気持ちを僕はわかります。全く自慢にならないですが、なんせ今5社目だから。
※我ながらおかしいなぁと思うこともあります。僕は社会人になった時にこんなに転職するプランは持っていませんでした。

もちろん、転職を止められたりとか他方向からの圧力で悩む方もいますが、多くの方が悩むと思うんですよね。

それが通常の心と体の反応なんだと思います。

なので、当たり前なんですけど最近は最終選考前に聞くようにしています。

「引き返すなら今だよ。今なら他決まったとか言って僕から断ることもできるよ。本気の第一志望かどうか考えてみて」

もちろん、絶対にこの人は活躍できると思って進めているわけなので、最初は背中を押してみますが、ちょっとぐずぐずしているというか、あきらかに迷いが表情や言葉や行動に出ている人であれば、後ろ髪をあえて引くということをしています。

引き返すなら今だよ。考えてみて

これって、人材紹介会社としては諸刃の剣です。ゴールが直前なのに、辞退するかしないかの二択を与えているわけです。

人って「AかB」の二択があったら、想像しやすく、手堅く無難な選択をします。テレアポの時とかもそうですよね。例えば「お時間いただけないでしょうか?」とか。「この営業マンのために時間を取るか否か」という二択にしたら、断られる確率は数倍上がったりしますし。

結論としては「いや、少し不安だっただけです。内定もらったら絶対に行きます」と決意を固くされる方のが多いような気がします。たまに「いや少しこんなことで悩んでで…」と最後の最後でどんでん返しのネタを放つご相談者様もいますので難しいですね。

なんにせよ、人生の選択の瞬間は今日の晴れた青空のようなブルーな気持ちでいてほしいと思うのですね。

カノープス株式会社 青山

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この記事を書いた人

青山 俊彦のアバター 青山 俊彦 カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

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