3月生まれの娘が二十歳の誕生日を迎えました。成人式も中止でしたし、記念になるものでも贈ろうかと思ったのですが、自分で考えると外すのが明白です。なので本人に何が欲しいか聞いてみましたが、答えは「考えておく」とのこと。何を頼まれるのでしょうか?怖い。
しかし、時間が経つのは早いものです。普段の転職相談は24-25歳の第二新卒層から40代のミドル層まで幅広く対応していますが、近い将来自分の子供と同い年の方の相談を受けることになるわけですね。
確かに最近若い方と話していると、自分の子供とシンクロさせて見てしまう瞬間があったりします。この方が仕事で悩んでいるのをご両親は知っているのだろうか? この転職という選択をご両親はどう捉えるだろうか?などなど。
以前のことですが、
「自営業の父が仕事を失ってしまい私が頑張らなくてはいけないのです。だから給料アップが確実に望めるところがいいです。」
という転職理由を話してくれた方がいました。もちろん転職の理由は他にもいくつかありましたが、その中で一番順位が高かったのが上記でした。
理由としてはシンプルで、家族思いの気持ちに好感が持てますしぜひ応援したい。ただ僕も自営業をやっている身であり親でもあります。我が身に同じことが起きたらどうなんだろうと聴きながら考えていました。親としてはこれ言ってくれたら嬉しいし頼もしい、でも本人のことを考えるとそれで本当にいいのか?、、、、などなど。
そこまで踏み込んで感じとる必要はないのかもしれませんが、こういう感覚は大事にしていきたいなと。
まとまりませんが、今日はこんな感じ。
ちなみに娘のハタチのお祝いは何か決まっていませんが、子の自律を妨げないように、逆に子が親を心配しないように普通でいることも親から贈ることができるギフトなのかもしれませんね。
カノープス株式会社 青山