決算月なので3期目をまとめ。苦しかったけどどっこい生きてるよ。

f:id:magokoro_agent:20171018121833p:image

弊社カノープスは今月が決算月です。そして3期目が終了します。

まぁどんな1年だったのかを一文字で例えるなら「苦」だったなと。

ちなみに前々職の社長とはじめて面談した時「今の気持ちを一文字で答えよ」という頓知タイムをいただいたことがあったのですが、これと同じ答えをしたら後で同席の部長に怒られました。なんでだろうなぁ〜。

業績って右肩上がりのイメージしかなかった

起業すると売上は0yenなわけですが、僕のやっているのはスモールビジネス。既に業界というものがあって、ビジネスの仕組みができている中で仕事をしているわけです。直近やっていた仕事を持ち込んで起業しているので、失敗する確率が少ないし当初の業績は上げやすいのです(ビジネスによりますよ)。

1期目は人材紹介のライセンスを途中で取得してからのスタートでしたので業績が低いのは当たり前ですが、2期目は体制MAXで仕事ができました。だから業績が上がるのは当たり前。

これで勘違いした。

何の根拠もないんですけど3期目は業績が勝手に伸びるって勘違いしました。お給料を止めていた1期目から生活も充実した2期目。ハングリーさも欠如していたのでしょう。

結果は2期目を下回る業績。右肩上りなんて絵に描いた餅だったわけですね。

ビジネスの世界で同じ1年が繰り返されることなんてないことを学びました。

戦場で戦わないと死ぬ

人材紹介業界でいうと、オーソドックスなやり方は決まっていて、スカウトDBを使ってスカウトして、企業を紹介して、、、って非常にシンプルな手法。もちろんこれだけじゃないんですけど。

「オウンドメディア」「自社HP」「マーケティングほにゃらら」といろんな提案をいただきますが、個人経営の商店が出せる投資額なんてたかがしれたもんです。なんだかんだ言っても現時点でスカウトDBは転職欲が強めの人材に会える一番アクティブな場所だと思います。あんまり依存すべきではないのもわかっていますが、今期はスカウトDBを増やしました。

ここは競合人材会社さんとの戦場です。場合によってはお客様も競合(?)になるわけです。相当気合い入れて取り組まなければいけないことがわかっていたのに戦わなかったというか装備も覚悟も足りなかった。

生来のひねくれた性格故、「丹精込めて書いてもどうせ開封されないじゃんこのメール…」「数送ることに意味あんのかな?」と卑屈になってしまいスカウトメール送るのが苦痛になってました(今もだけど)。

戦場に来て引き金を引かないわけですからそら死にます。

相談者さんや知人友人からご紹介頂けているのでまだ助かっていますが、このご好意にいつまでも甘えていてはいけないですね。お客様をどう見つけるか?見つけてもらうか?この辺はどんなビジネスでも同じ悩みか。うむむ…これは一生悩むんだろうなぁ。

本気で逃げようと思っていた上半期

調子よかったら上半期あたりで「調子いいぜ。絶好調!Yeah!」くらいのブログを書いていたのかものですが、書けませんでした。業績が上がらなかったこの時期はとにかく卑屈でした(表には出さなかったけど)。そういえばこの頃からブログ全然書かなかくなってますね。

3期目スタートから半年間全く売上の上がらない月が結構ありました。まじで辞めたい…と毎日思っていました。

求職者さんが悪いわけでもない。企業さんが悪いわけでもない。

悪いのは僕。

「そうなんだけどさ…くっそーでも、なんとかなるよね」と根拠のない自信と不安と焦りでカオス状態でした。ストレスで本気で禿げてるのではないかと毎日頭頂部をチェックしたのは内緒です。

この頃、ただただ黙って愚痴を聞いてくれた友人には感謝の気持ちしかありません。

嬉しいこともたくさんあった3期目

そんなこんなで上半期は趣味まで封印して自制して土日も仕事いれまくっていました。これ、今から考えると余計ストレス増長させていたかもしれません。

でも、嬉しいこともたくさんありました。ビジネスを飛び越えて友人に近いお付き合いをしてくれていたお客様数社に立て続けに人材をマッチングできたこと。そのうち1社の人事さんは実に6年以上もお付き合いあるのに誰一人決定できていませんでしたが、ようやく…という感じです。

あと、以前Facebookの個人スレッドにも一部嬉しくて書きましたが、入社した相談者様が部長になったり、数千人も従業員がいる会社で新人賞とったりと嬉しい報告がくじけそうになるたびに届きました。

仕事を救うのはやっぱり仕事なんだなと思います。GW頃かと思いますが、ようやく業績が回復していきました。

いま仕事してて行き詰まってる人も、ちょっとした辛抱で回復するかもしれませんよ。何もしないとダメだけど。

3期目超つらかった。で多分ずっとつらい。どうする?

起業すると叱ってくれる人はいません。お金も時間も気持ちも全部自分でコントロールするのです。これが雇われないということであり、この自由さに憧れたりする人もいるでしょう。

でも調子悪い時は、起業しないで済む人生があったなら?もしかしたらやり直したいのかもしれない…と毎日考えます。

勢いでいけるのは2年。身の程がわかるのが3年。ここからが結構大事なのかもしれません。

んで、僕はどうするのかというと4期目も頑張ろうと思います。

今期は苦しい状況を経験したせいか、先々の不安も募って顧問税理士さんに「僕が死んだら会社どうなりますかね?」とか「会社清算って覚えておいたほうがいいですか?」とか相談して困り顔をされたりしましたが、そういうのを含めてやっぱり自分の会社は面白いと思う。

起業後生存できる企業は1年で40%と言われていますので、まぁまぁひとまず第1波乗り越えたかなくらいですが、まだやるべきことはあるなと。

最近、経営者としては先輩でもあり大学時代の友人でもあるS君から起業時に言われた言葉を思い出しました。

経営は常に乾いている感じが続くからね。頑張れよ。

ほんとこれ。ようやくわかってきたよ。

まぁまぁこんな感じでお恥ずかしいまとめでしたが、今後ともカノープス株式会社と真心エージェントをよろしくお願いします。

カノープス株式会社 青山

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

青山 俊彦のアバター 青山 俊彦 カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

目次