「約束を守ろう」面接行〜かない!だけでどれだけ企業に迷惑かかかるのか?

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僕が社会人になる時、父親から「お前も大人になったな。社会人というものは…」みたいなシーンはありませんでした。

どちらかというと僕が結構なおっさんになってから、アドバイスをくれるようになったのかなと思います。

ただ、若かりし僕の社会人デビュー時に、父はこの3つの言葉をプレゼントしてくれました。

(1)約束を守れ

言ったことは必ず守れ。特に時間。約束の15分前には到着しなさい。相手を待たせることほど信頼を失うものはない。

(2)人の文句を言うな

上司や同僚の文句は、思っても言葉にする人間になるな。不満が沸き起こったら「勉強させていただいています」と思え。

(3)仲間を作りなさい

一生涯、この人たちとなら働きたいという仲間を作りなさい。社会人になると親友を作るのは難しいが、これと思った人には尽くしなさい。

全部ちゃんとできていないです。ただひとつだけ、まぁまぁ守れているのは、「約束を守れ」かなぁと思います。

約束を守るのは、一番簡単そうで、簡単に破れてしまうので注意

僕は約束事の遅刻をしたことはあまりありません。どうしようもない理由、例えば交通状況でどうしようもない時もあったりします。遅れるとわかったら、必ずアポの30分前には相手に連絡します。そして遅れる時間は10分以内に収めます。アポそのものをリスケしなくてはいけない時は、最低でも1日前には調整させていただきます(最近もあった…関係された方スイマセン)。

僕の通勤に使う路線はとても遅延が多いですが、これもある程度計算にいれて乗車しています。

といいつつ、自分を棚に上げて、上段から物を言う気はありません。僕も創業1年目の時は時間軸が全部壊れてて、大事な友人との約束を2回破ったことがあります。完全にスケジュールの設定ミスでした(その節はすいません)。

「面接に何も連絡せずに行かない」はやめようね

僕は仕事柄、いろんな方とお会いしますが、ドタキャンはあります。お仕事をしている方であれば仕事優先すべきですし、全く問題にしません。遅刻やドタキャンはいつも想定しています。

ただ、やっちゃいけないよねと思うのは、何の連絡もなしに行かない。連絡しても応答しない。です。

これ、やられた相手はダメージでかいです。僕は待たされたことも、待たせたこともあるので、よくわかります。

  • 来るのか来ないのかわからない。
  • 道に迷ってるのかな?
  • 何かに巻き込まれたんではないか?
  • 時間間違えたのかな?

色んなことを考えつつ、やきもきします。精神的によくない。

人材会社の面談くらいならいいですが、企業の面接に行かないのは言語道断です。

仮に1時間の面接で、前後30分の余力をつけてスケジュール取る人事さんがいたします。となると大人の2時間という貴重な時間を無駄にさせたことになります。

人事さんは人に会う前に結構用意しています。職務経歴を読み込んで、気になるところチェックしたり、どう考えてるのか予想したりするでしょう。これが30分くらいとしても、合計2.5時間を奪ったことになります。

月給30万の人事さんだとしたら、1日8時間×22日の稼働時間だとして、月176時間労働です。時給換算で1,704円。2.5時間の拘束は4,260円分の搾取ということになりますね。安いと思いますか?僕は高いと思います。

あと、現場マネージャー面接だったり、役員面接だとしたらどうでしょう?生産性の高い職位の方の時間を奪うことになりますし、人事からエスカレートした情報共有の時間、遅れた当人への期待値に反して沸きおこる感情、人事と現場、役員の信頼関係にも影響したことになります。

面接を受けるというのはそういうことなんです。個人情報ですし、転職市場にブラックリストなんて無いですが、少なくともその会社を今後、受けることはできないでしょう。日本に400万社以上ある企業の一つだし、どうでもいいと思っている人がいたら、考えを改めるべきです。

どんなシーンでも相手の時間を頂戴しているという感覚を忘れてはいけない

僕の会社にいらっしゃる相談者さんでなにも連絡せずに面接に行かないという方はいません。心の優しく、良識ある方がいらっしゃってるのでとてもありがたいです。

ただ、過去数年の人材紹介の仕事まで遡るとこのようなケースはありました。

これは面接に限りません。営業などでもそう。最近ですと、とあるサービスを提案したいと代表自らアポを依頼してきたにも関わらず、いらっしゃらなかったケースもありました。これはこれで反面教師になりましたので良いのですが。

今はLINEを始め、要件を簡単に伝達できる手段が増えています。とても便利ですし、私も使っています。こういうのを見ていると、コミュニケーションの在り方自体が大きく変革している時期なんだなぁと感じます。

でも、根本的に忘れてはいけないのは、相手の時間を頂戴しているという感覚ではないでしょうか?

これはどんな時代になっても変わらないと思うのですよね。

ではでは。

カノープス株式会社 青山

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この記事を書いた人

青山 俊彦のアバター 青山 俊彦 カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

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