僕は初回面談で以下のような約束をしていただいております。
・私には正直でいてください
・連絡をしっかり取り合いましょう
・ダメでもめげないでください
・とりあえず選考を受けるはやめてください
書面を取り交わすわけでもなく、頭の片隅においてくださいという意味でお伝えしています。何故こんなことをお話ししているかというと、これまでの経験上、この4つが滞ると良いことが起こらなかったからです。この約束は過去の経験から思ったことをベースにしています。
・正直でいてください
「辞退したいのに言えなかった。頑張ってサポートしてくれてたので言いだせませんでした。」
これ、かなり昔に言われたことです。ショックでした。気の小さな方でしたので結構接点を深くしていました。察知できないのがいけませんが、辞退自体は新たな気付きです。悪いことではないです。ただ、気持ちにわだかまりがあるなら早く切り出してほしいなというのが本音です。モチベーションを上げるのも仕事だと思っていますので、リスクも伝えますし、良いことも伝えますが、無理に入社して不満を抱えたり、中途半端なモチベーションで入社されるほうが企業に迷惑もかかってしまい、僕としては苦しいのですね。
※僕の仕事は成果報酬ですので、辞退されても企業には被害はないようで、信頼は失われます。実際に内定応諾後に入社辞退をされて、取引自体がなくなってしまった例もあります。
・連絡をしっかり取り合いましょう
そもそもの筆不精の方もいますし、個性もありますが、選考前の悩んでいる期間は全く気にしません。が、選考段階に入った時、質問や連絡に1週間以上返信を空けられるとお手上げです。現職のお仕事環境やモチベーション、連絡方法も電話、メール、SMS、LINE、Facebookメッセンジャーなど個人に合わせてできるだけ配慮していますが、忙しいのであれば忙しいと言っていただきたいなと思ってお伝えしています。こちらも落ち度は修正していきたいですし、サポートの末にどういう決断をされるかはしっかり見届けたいと思っています。
・ダメでもめげないでください
1社2社落ちただけで、この世の終わりくらい落ち込む方がいますが、そもそも相性です。その企業の風土や配属チームの上司、仲間、求められる業務スキル、年収、勤務地、実績…合う合わないは絶対あります。失敗でなく経験として自分の中で咀嚼してほしいと思い、このようなことを伝えています。
・とりあえず選考を受けるはやめてください
20代の転職は業界ごとのチェンジもあります。と考えると「沢山うけて選択する」というのもありですが、それは大学生の就活と同じです。社会人ですのでご自身の強みをしっかり把握して、興味ある業界、会社でどう自分のスキルを当てはめていくかという作業を先にすべきでは?という意味でお伝えしております。
転職は簡単ですが、簡単ではないです。完璧な人間も完璧な企業も完璧なエージェントもいません。ただ、本音で話せる仲ではいたいなと思います。
カノープス株式会社 青山