面接で論理的に話したい!PREP法を活用した効果的な伝え方

prep

面接では短時間で自分の強みを効果的に伝える力が求められます。そんな場面で役立つのが、論理的かつ簡潔に話をまとめる「PREP法」です。本記事ではPREP法の基本と、面接での具体的な使い方、そして効果的に練習する方法を解説します。論理的に語れる力を身につけ、面接で自信を持って自分をアピールしましょう。

PREP法とは?基本を押さえよう

PREP法とは、「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(再結論)」の4つの要素で話を構成するコミュニケーションのフレームワークです。ビジネスシーンでのプレゼンや説明、面接などで特に効果的です。以下がPREP法の流れです。

  • Point(結論):最初に要点を簡潔に伝える。
  • Reason(理由):その結論に至った理由を説明する。
  • Example(具体例):理由を補強する具体的な事例を挙げる。
  • Point(再結論):最後に結論を再確認し、メッセージを強調する。

このシンプルなフレームワークを使うことで、相手に伝わりやすい、論理的で説得力のある話し方ができます。結論が先に提示されるため、相手にとって聞きやすく、納得感のある説明ができるのが特徴です。

PREP法を面接で使うメリットとは?

PREP法を面接で使う最大のメリットは、短時間で明確に自分の考えを伝えられる点です。特に以下の3つの効果が期待できます。

1. 論理的な構成で面接官も好印象

PREP法は、まず結論を提示し、その後に理由と具体例を続けるため、面接官が求める内容が簡潔にわかりやすく伝わります。話の論点がぶれず、最初から「何を伝えたいのか」が明確であるため、好印象を与えやすくなります。

2. 整理された思考で自信を持って話せる

PREP法の構成に従って話す癖をつけていくと、頭の中は整理されていきます。緊張する面接の場面でも、フレームワークに沿って話せば、自然と論理的な流れができ、焦るシーンは少なくなります。

3. 面接官に具体的なイメージを与える

PREP法では具体例(Example)を用いるため、面接官はあなたの経験やスキルを具体的にイメージしやすくなります。抽象的な話ではなく、実際の実績や行動を示すことで、信頼感や説得力が増します。

面接でのPREP法活用例

実際に面接でPREP法を使う場合、どのように話せば良いのでしょうか。以下に具体的な例を挙げて解説します。

質問例:これまでのキャリアで最も大きな挑戦は何でしたか?

このように、PREP法を使うことで、要点を明確にし、具体例を交えて面接官に伝わりやすい回答を作ることができます。

PREP法で論理的に話すための注意点

PREP法は非常に効果的ですが、正しく使うためにはいくつかのポイントに注意が必要です。

1. 結論を簡潔にする

「Point(結論)」はシンプルに、短くまとめましょう。長々とした結論は面接官に伝わりにくく、話の要点がぼやけてしまう原因になります。具体例を挙げる前に、何を伝えたいのかを一言で表現できるように心がけましょう。

2. 具体例を選ぶ

「Example(具体例)」では、話が冗長にならないように注意が必要です。話す内容は、面接官が理解しやすく、あなたの強みを示す適切なものを選びましょう。たとえば、成果を具体的な数字で示すと、説得力が増します。

3. 再結論で自信を持って締める

最後の「Point(再結論)」では、自信を持って結論を再確認しましょう。自分の強みや経験をしっかりと伝えることが大切です。この部分で弱気になると、面接官に不安な印象を与えてしまいます。

PREP法を効果的に使うための練習方法

PREP法を身につけるためには、練習が不可欠です。以下の方法を試してみましょう。

1. 想定される質問に対して事前に回答を用意する

よく聞かれる面接の質問に対して、PREP法を使って事前に回答を用意しておくことが大切です。「あなたの強みは何ですか?」や「これまでの成功体験を教えてください」といった質問に対し、結論・理由・具体例を練り、スムーズに話せるようにしておきましょう。

2. 録音して自分の話し方を確認する

自分の回答をスマートフォンなどで録音し、話の流れやテンポを確認しましょう。自分で聞いてみることで、どこを改善すべきかが見えてきます。

3. モック面接を行う

家族や友人に面接官役を頼み、実際に話してフィードバックをもらうと効果的です。第三者からの視点でアドバイスを受けることで、実際の面接に近い環境で練習できます。

まとめ

PREP法は、面接で論理的かつ自信を持って話すために有効な手法です。「結論→理由→具体例→再結論」というシンプルなフレームワークを使うことで、要点を整理しつつ、相手にわかりやすく伝えられます。この記事では、PREP法の基本的な構成、面接での具体的な使い方、練習方法、そして注意点を解説しました。ぜひPREP法を活用して、面接で効果的に自分をアピールしてください。

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青山 俊彦

青山 俊彦カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

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