こんなはずじゃなかった…とならないために。企業選びに大切な会社カルチャーの見極め方

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転職後「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためには、企業のカルチャーをしっかりと見極めることが重要です。本記事では、転職時に重要な会社カルチャーの見極め方について詳しく解説します。自分に合った職場環境を見つけるための具体的なポイントを紹介します。

会社カルチャーとは何か?

会社カルチャーとは、企業が持つ独自の価値観や社内での行動様式、雰囲気などを指し、企業のビジョンやミッション、従業員の行動規範に表されています。

  1. ビジョンとミッション:企業が目指す方向性や社会的な使命。これを確認することで、会社の価値観が理解できます。
  2. 行動規範:これを確認することで従業員が日々の業務でどのような価値観を持って行動しているかを知ることが重要です。
  3. 職場の雰囲気:オープンでフレンドリーな雰囲気か、競争が激しい環境かなど、実際の職場の雰囲気もカルチャーの一部です。

事前調査で分かる会社カルチャーの実態

転職先の会社カルチャーを理解する第一段階としてできるのは、事前調査。以下の方法で情報を収集しましょう。

  1. 公式ウェブサイトとSNS:企業の公式ウェブサイトやSNSをチェックして、発信されているメッセージやコンテンツからカルチャーを読み取ることができます。
  2. 口コミサイト:openworkなど社員や元社員が投稿する口コミサイトを利用して、リアルな職場の雰囲気や文化を確認することができます。
  3. 業界ニュースとメディア:企業がメディアにどのように取り上げられているか、業界ニュースから企業の評判や動向を把握することができます。

これらの情報を基に、企業のカルチャーをある程度把握することができます。

最重要:面接での質問と観察ポイント

面接は、企業カルチャーを直接確認できる貴重な機会です。以下の質問や観察ポイントを押さえましょう。

  1. 質問の例
    • 「この会社のビジョンやミッションについて、社員の皆さんはどのように感じていますか?」
    • 「チーム内でのコミュニケーションやコラボレーションの方法について教えてください。」
    • 「この会社で働く上で、大切にされている価値観は何ですか?」
  2. 観察ポイント
    • 面接官や社員の態度や雰囲気、回答時の表情などから職場の雰囲気を感じ取る(感覚的なものですが大切です)
    • 訪問の場合、オフィスのレイアウトや設備、掲示されているポスターや掲示物から、会社の価値観や雰囲気を読み取る。

これらの質問や観察を通じて、企業のカルチャーが自分に合っているかを判断します。

内定後のカジュアル面談の活用

内定をもらった後はジャッジされる立場からイーブンな立場に変わります。このタイミングでカジュアル面談をお願いすることで、さらに企業カルチャーを深く理解することができます。

  1. 実際の働き方を確認:内定後にカジュアルな場で現場の社員と話すことで、実際の働き方や職場の雰囲気を直接確認します。
  2. フランクな質問:カジュアルな面談では、正式な面接では聞きづらい質問をすることができ、よりリアルな情報を得ることができます。

また、カジュアル面談は、実際に働く環境に訪問することをおすすめします。見学時のポイントを押さえておきましょう。

  1. 職場の雰囲気:従業員がリラックスして働いているか、活気があるかなどを観察します。
  2. コミュニケーション:社員同士のコミュニケーションの取り方や、上司と部下の関係性をチェックします。
  3. 設備と環境:オフィスの設備が整っているか、働きやすい環境が整っているかを確認します。

社内見学でも、企業の実際のカルチャーを肌で感じることができます。

エージェントからの第三者意見の活用

転職エージェントを利用することで、第三者の視点から企業のカルチャーについての情報を得ることができます。エージェントは多くの企業と関わりがあり、内部情報を持っていることが多いです。

  1. エージェントの意見を聞く:エージェントに企業のカルチャーや実際の働きやすさについて質問し、リアルな情報を得ます。
  2. 他の転職者のフィードバック:エージェントが過去に紹介した転職者のフィードバックを参考にすることも有益です。

エージェントの意見を活用することで、自分では得られない内部情報を知ることができます。

最後に改めての自己分析

自分に合った企業カルチャーを見つけるためには、自己分析も重要です。選考前段階でも自己分析は行いますが、結果が出た内定タイミングで、改めて自分の求める価値観や働き方のスタイルを振り返り、それに合った企業を選ぶことが大切です。

  1. 自己の価値観の確認:自分が仕事で大切にしている価値観や、どのような環境で働きたいかを明確にします。
  2. 働き方のスタイル:チームでの協力が好きか、個人での成果を重視するかなど、自分の働き方のスタイルを確認します。
  3. 企業とのマッチング:企業のカルチャーと自分の価値観や働き方のスタイルが合っているかを総合的に判断します。

自己分析を通じて、自分に合った企業カルチャーを見つけることができます。

まとめ

この記事では、企業選びにおいて重要な会社カルチャーの見極め方について解説しました。会社カルチャーとは何かを理解し、事前調査や面接、社内見学、エージェントからの意見、内定後のカジュアル面談を通じて情報を収集することが大切です。また、自己分析を行い、自分の価値観や働き方のスタイルに合った企業を選ぶことで、「こんなはずじゃなかった…」という後悔を防ぐことができます。

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青山 俊彦

青山 俊彦カノープス株式会社 代表取締役

SaaSビズサイド(セールスやカスタマーサクセス、インサイドセールス、マーケ、企画領域)の転職支援が得意な人材エージェントです。採用や転職についてお気軽にご相談を!趣味は釣り。長野県安曇野市出身。

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